鬼骨寺
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鬼骨寺 | |
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所在地 | 徳島県鳴門市北灘町折野字屋敷129 |
山号 | 東海山 |
宗派 | 高野山真言宗 |
本尊 | 薬師如来 |
創建年 | 不詳 |
開基 | 空海 |
正式名 | 東海山 宝持院 鬼骨寺 |
札所等 | 阿波北嶺薬師霊場24番 |
法人番号 | 5480005003400 |
鬼骨寺(きこつじ)は、徳島県鳴門市北灘町折野に位置する寺院である。山号は東海山。宗派は高野山真言宗。本尊は薬師如来。阿波北嶺薬師霊場第二十四番札所。
歴史
[編集]「栗の落穂」による縁起によれば、空海が薬師如来を本尊として創建し、はじめ東海山薬師寺と号した。
当地には親子4匹の鬼が住み、村人に害を及ぼすことが多く、地名の折野も古くは鬼野と記した。建永2年、浄土宗祖の法然が讃岐国配流を命じられた際、鬼は法然に教化されて前非を悔い、浄土に生まれ変わろうと投身した。そこで村人たちは鬼の遺骨を境内に埋葬し、現在の寺号へ改称し、地名も鬼の字を避けて折野と称するようになったという説がある(鳴門市史上)。
なお、当寺にまつわる鬼教化の伝承については、「法然上人絵伝」(七福絵伝)や「円光大師略伝」巻之下にも見える高僧伝承のひとつである。
江戸期には板野郡荘厳院(現在の地蔵寺)の末寺とされる(阿波志)。元禄15年から同16年に行われた本堂修理時に、鬼の骨と伝える獣骨が出土し、現在も寺宝として保存されている。
前後の札所
[編集]参考文献
[編集]- 『角川日本地名大辞典 36 徳島県』(1986年 ISBN 4040013603)