高神村
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たかがみむら 高神村 | |
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廃止日 | 1937年2月11日 |
廃止理由 |
編入合併 海上村、高神村 → 銚子市 |
現在の自治体 | 銚子市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 関東地方 |
都道府県 | 千葉県 |
郡 | 海上郡 |
市町村コード | なし(導入前に廃止) |
面積 | 4.91375207[1] km2 |
隣接自治体 | 銚子市 |
高神村役場 | |
所在地 | 千葉県海上郡高神村587 |
座標 | 北緯35度42分30秒 東経140度50分55秒 / 北緯35.708472度 東経140.848556度座標: 北緯35度42分30秒 東経140度50分55秒 / 北緯35.708472度 東経140.848556度 |
ウィキプロジェクト |
高神村(たかがみむら)は、千葉県海上郡に存在した村。現在の銚子市の東南部に位置していた。
高神の地名は銚子市の町名「高神西町」「高神東町」「高神原町」として現存するほか、銚子市立高神小学校などにその名をとどめる。
地理
[編集]- 現在の銚子市の町名では、高神東町、高神西町、天王台、名洗町、小畑町、小畑新町、君ヶ浜、犬吠埼、長崎町、外川町、外川台町、犬若、高神原町が、高神村の村域にあたる。主要産業は農業・漁業であり、漁業の拠点になっていた外川には、小さな市街地が形成されていた。
- 村内には犬吠埼がある。
- 村は太平洋に面している。
歴史
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、近世以来の高神村が単独で自治体を形成。
- 1930年(昭和5年)9月6日 - 同日深夜から翌7日未明にかけて、重税や外川漁港改修事業の使途不明金問題に不満を抱く村民が暴徒化、村役場や駐在所、村長および村長派の村議の自宅が襲撃を受けた。(高神村騒擾事件)
- 1932年(昭和8年)12月12日 - 翌年に銚子市の発足を控え、地理的関係から高神村議会でも銚子市への参加が審議されたが、村の大きな財源となっていた海草採取の漁業権収入の扱いをめぐり、単独村制続行を唱える声が根強く銚子市への参加は見送られた。
- 1935年(昭和10年)6月22日 - 村内に立地する犬吠埼灯台の還暦祭が銚子市との共同事業として行われた。これを機に合併の機運が再び盛り上がる。
- 1937年(昭和12年)2月11日 - 銚子市に編入され、消滅。村役場跡は銚子市役所高神出張所(1957年廃止)となる。
1868年 以前 |
明治22年 4月1日 |
昭和12年 2月11日 |
現在 | |
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高神村 | 高神村 | 銚子市 に編入 |
銚子市 |
人口・世帯
[編集]人口
[編集]総数 [単位: 人]
1891年(明治24年) | 6,594 |
1908年(明治41年) | 7,594 |
1920年(大正 9年) | 7,316 |
1930年(昭和 5年) | 8,065 |
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世帯
[編集]総数 [単位: 世帯]
1920年(大正 9年) | 1,444 |
1930年(昭和 5年) | 1,527 |
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教育施設
[編集]小学校
[編集]- 高神尋常高等小学校(現・銚子市立高神小学校)
交通
[編集]鉄道
[編集]参考文献
[編集]- 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 12 千葉県』、角川書店、1984年 ISBN 4040011201
- 『続銚子市史 1 昭和前期』、銚子市、1983年
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 千葉県地方課『千葉県町村合併史 上巻』葵書房、1957年5月、324頁。
関連項目
[編集]- 千葉県の廃止市町村一覧
- 澪つくし - 1985年(昭和60年)NHK連続テレビ小説。主人公の古川かをるが高神村の外川の漁師・吉武惣吉に嫁ぐ。また義理の叔父が昭和初期の高神村の村長を務めている。