高田街道 (愛知県)
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高田街道(たかだかいどう)は、熱田兵器製造所より愛知県立第五中学校に至る愛知郡道。また、その後身の道路(名古屋市道雁道線および同市道御器所津島線の各一部[1])の通称。五中街道の別名をもつ[2]。
沿革
[編集]雁道商店街
[編集]高田街道上には雁道商店街が発達している[4]。この雁道商店街は、新堀川沿岸に次々と建設された工場群とその労働者たちが住む瑞穂台地上の住宅街を背景に、旗屋・高蔵・沢上などの商店が高田街道上に次々と店を移していったことにより成立していったという[4]。また、この街道の終点に学校が所在していたために、その通学生相手の商売も行われていた[4]。最盛期は1935年(昭和10年)頃とされ、鶴舞や笠寺からも客を集めていたという[4]。
脚注
[編集]- ^ “名古屋市道路認定図”. 名古屋市緑政土木局路政部道路利活用課. 2015年11月29日閲覧。
- ^ 瑞穂区制施行50周年記念事業実行委員会 1994, p. 226.
- ^ 愛知郡役所 1923, p. 542.
- ^ a b c d 瑞穂区制施行50周年記念事業実行委員会 1994, p. 270.
参考文献
[編集]- 愛知郡役所 編『尾張国愛知郡誌』愛知郡役所、1923年2月28日。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日、1518頁。ISBN 4-04-001230-5。
- 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日、384頁。
- 瑞穂区制施行50周年記念事業実行委員会 編『瑞穂区誌―区制施行50周年記念―』瑞穂区制施行50周年記念事業実行委員会、1994年2月11日。