高田三九三
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高田 三九三(たかだ さくぞう、1906年12月18日 - 2001年1月29日)は、日本の作詞家である。
人物
[編集]東京都出身。明治39年生まれの三男だから「三九三」と名付けられた[1]。東京外国語学校(現東京外語大学)仏文科卒業。マンドローネ奏者。大使館勤務の経験あり。戦後は日本交通公社に勤務。欧米の民謡の訳詞でも知られる。晩年には全日本児童音楽協会会長を務めた。2001年1月29日、心不全で94歳にて死去[2]。
主な作品
[編集]作詞
[編集]- 虹の橋
- 花屋さん
- れんげのお花
- うさぎがはねてる
- かかしのねがいごと
- 胸をはって歌いましょう
訳詞
[編集]アメリカ、イギリス、フランスなどの民謡、クリスマス・キャロル等の訳詞を手がけている[4]。
- 十人のインディアン(アメリカ民謡)
- メリーさんのひつじ[5](アメリカ民謡)
- ロンドン橋(イギリス民謡)
- すいかの名産地(アメリカ民謡)
- たんぼの中の一軒家(アメリカ民謡)
- 婚礼の合唱(ワーグナー)[5]
- さちあれ芸術の館(ワーグナー)[5]
- ストドラ・パンバ[5]
- 翼あらば(マックス・レーガー)[5]
- 春には花咲き(マックス・レーガー)[5]
- 牧人の合唱(シューベルト)[5]
- ジングル・ベル
- 光れよお星(きらきら星)(フランス民謡)
- おめでとうたんじょうび
書物
[編集]- 著『子供のうた: 童謡集』(1936年)シャボン玉社 doi:10.11501/1720397
- 編著『日本民謡曲集』(1954年)共同音楽出版社 doi:10.11501/2490374
- 編『童謡唱歌200曲集』上下巻(1954年)共同音楽出版社 上巻doi:10.11501/2483293 下巻doi:10.11501/2531627
- 著『旅と憩いのうたの手帖』(1956年)共同音楽出版社 doi:10.11501/2481084
- 編著『校歌寮歌全集 : 旧制高校・専門学校・各大学』(1956年)共同音楽出版社 doi:10.11501/2481083
- 編『世界の国歌集』(1956年)共同音楽出版社 doi:10.11501/2490298
- 大川八朗との共編『世界の歌122曲集』(1958年)東京楽譜出版社 doi:10.11501/2485447
- 松田務との共著『民踊の旅』新興出版社(1963年) doi:10.11501/9544295
- 編著『世界の国歌全集 - 一八八カ国』共同音楽出版社(1977年) ISBN 978-4873906225
- 著『新緑 : 日・英・仏語句集』夜明社(1983年) doi:10.11501/12559729
- 著『新涼 : 日・英・仏語句集』夜明社(1985年) doi:10.11501/12559728
- 著『「君が代」と世界の国歌』昭和出版(1991年) ISBN 978-4879858085
- 廣瀬泣麻呂著、高田三九三英訳『Two Sides of a Life - Nakimaro's Haiku Poems』Japan League of Poets(日本詩人連盟、1984年)