高橋勇夫 (アメリカ文学者)
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高橋 勇夫(たかはし いさお、1953年 - )は、日本の文芸評論家、アメリカ文学者。元専修大学法学部教授。
人物・来歴
[編集]岩手県出身。東京大学文学部英文科卒業。東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専攻修士課程修了。修士論文はノーマン・メイラー論である「Existential Odyssey : An Advertisement for Norman Mailer」。専門は20世紀アメリカ文学、日本近現代文学及び英米思想。愛知教育大学助教授をへて専修大学助教授。
1987年に「帰属と彷徨──芥川龍之介論」(『群像』1987年6月号)で第30回群像新人文学賞評論部門を受賞。
マイケル・ポランニー、ハンナ・アーレントなどを翻訳している。
著書
[編集]- 『詭弁的精神の系譜──芥川、荷風、太宰、保田らの文学的更生術』(彩流社、2007.12)
訳書
[編集]- ヴィンセント・B・リーチ『アメリカ文学批評史』(彩流社、1995.7)
- アンソニー・シノット『ボディ・ソシアル ─身体と感覚の社会学』(筑摩書房、1997.12)
- マイケル・ポランニー『暗黙知の次元』(筑摩書房(ちくま学芸文庫)、2003.12)
- ハンナ・アーレント著、ジェローム・コーン編集『政治の約束』(筑摩書房、2008.1)のちちくま学芸文庫
- ミシェル・ヴィナヴェール『いつもの食事 2001年9月11日 (コレクション現代フランス語圏演劇) 佐藤康,根岸徹郎共訳. れんが書房新社, 2010.12
- リチャード・セネット『クラフツマン ─作ることは考えることである』(筑摩書房、2016.7)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “ニュース専修 第569号” (PDF). 専修大学 (2018年3月15日). 2021年12月25日閲覧。