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高森遺跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

座標: 北緯38度42分25.9秒 東経140度58分51.9秒 / 北緯38.707194度 東経140.981083度 / 38.707194; 140.981083

高森遺跡の位置(宮城県内)
高森遺跡
高森遺跡
位置

高森遺跡(たかもりいせき)は、宮城県栗原市築館(旧栗原郡築館町)にある、かつて前期旧石器時代のものとされていた遺跡。現在の宮城県遺跡分布図では縄文時代古代にかけての埋蔵文化財包蔵地(遺跡)として掲載されている[1][2]

概要

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1985年(昭和60年)に発見され、石器文化談話会東北歴史資料館によって1988年(昭和63年)から1992年(平成4年)にかけて発掘調査が実施された結果、前期旧石器時代、年代にすると約29万年前の地層(土層)から小型石器が発見された、とされた。

ところが、2000年(平成12年)に旧石器捏造事件が明らかにされた結果、高森遺跡に関しても疑惑が持たれ、日本考古学協会による再調査の結果、同遺跡からの旧石器は捏造と判断された[3]。その結果、宮城県は同遺跡の旧石器時代遺跡としての登録を取り消し、縄文時代以降の遺跡として取り扱われることになった[1][2][4]

脚注

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参考文献

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  • 梶原洋「高森遺跡」(『国史大辞典 15』(吉川弘文館、1996年) ISBN 978-4-642-00515-9

関連項目

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