高本研一
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高本 研一(たかもと けんいち、1926年7月25日 - 2010年10月30日[1])は、日本のドイツ文学者、翻訳家。東京都立大学名誉教授。
略歴
[編集]埼玉県生まれ。東京大学独文科卒。新潟大学助教授をへて都立大学教授。ギュンター・グラスの翻訳者として知られる。
2010年10月30日、老衰で死去。84歳没[1]。
翻訳
[編集]- 『現代文学 文学史に代えて』(ヴァルター・イエンス、川村二郎, 鈴木武樹, 円子修平, 中野孝次, 岩淵達治共訳、紀伊国屋書店) 1961
- 『赤毛の女』(アルフレート・アンデルシュ、白水社) 1964
- 『変身』(カフカ、三修社、ドイツの文学) 1966
- 『小説の理論』(ルカーチ、大久保健治, 藤本淳雄共訳、白水社、ルカーチ著作集2) 1968
- 『郷愁』(ヘッセ、集英社、世界文学全集) 1973
- 『ガリチア物語』(マゾッホ、桃源社、マゾッホ選集3) 1976
- 『ヨーロッパ文学評論集』(E・R・クルツィウス、川村二郎, 円子修平, 小竹澄江, 松浦憲作共訳、みすず書房) 1991
ギュンター・グラス
[編集]- 『ブリキの太鼓』(ギュンター・グラス、集英社、世界文学全集) 1967、のち文庫
- 『猫と鼠』(グラス、集英社、現代の世界文学) 1968、のち文庫
- 『自明のことについて』(ギュンター・グラス、宮原朗共訳、集英社) 1970
- 『局部麻酔をかけられて』(ギュンター・グラス、集英社、現代の世界文学) 1972
- 『蝸牛の日記から』(ギュンター・グラス、集英社、現代の世界文学) 1976
- 『ひらめ』(ギュンター・グラス、宮原朗共訳、集英社) 1981
- 『テルクテの出会い』(ギュンター・グラス、集英社、現代の世界文学) 1983
- 『ドイツ統一問題について』(ギュンター・グラス 中央公論社) 1990
- 『鈴蛙の呼び声』(ギュンター・グラス、依岡隆児共訳、集英社) 1994
- 『女ねずみ』(ギュンター・グラス、依岡隆児共訳、国書刊行会) 1994
- 『ギュンター・グラスの40年 仕事場からの報告』(斎藤寛共訳、法政大学出版局) 1996