高木岬
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高木岬(たかきみさき、英: Takaki Promontory)は、南極半島北部グレアムランドの西岸にある岬[1]。
大日本帝国海軍の軍医(最終階級は海軍軍医総監)高木兼寛にちなんで名前がつけられた[1]。
地理
[編集]グレアムランドのグレアムコースト (Graham Coast) にある、バリソン半島 (Barison Peninsula) 西端の岬。Leroux Bay の北東岸に位置する[1]。
歴史・名称
[編集]1903年から1905年に行われた、Jean-Baptiste Charcot 率いるフランスの南極探検隊によって発見され、大まかながら地図に記載された[1]。
Takaki Promontory という名称は、1952年に英国南極地名委員会 (United Kingdom Antarctic Place-Names Committee, UK-APC) によってつけられた[2](アメリカ地質調査所(USGS)の地名情報システム(GNIS)によれば、命名は1959年とある[1])。同委員会は同時に南極半島の地形に対して、クリスティアーン・エイクマンに因む Eijkman Point、フレデリック・ホプキンズに因む Hopkins Glacier など、ビタミン学者の業績を記念する命名を行っている。Takaki Promontory も、世界で初めて脚気を疫学的に防いだ高木兼寛 (1849年 - 1920年) の業績が高く評価されたことによるものである[2]。