髙島屋東別館
髙島屋東別館 | |
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情報 | |
旧名称 | 松坂屋大阪店 |
用途 | 店舗→事務所・ホテル |
設計者 | 鈴木禎次 |
施工 | 竹中工務店 |
構造形式 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上9階、地下3階建 |
竣工 | 1928年(昭和3年) |
改築 | 1934年(昭和9年)・1937年(昭和12年)増築 |
所在地 | 大阪府大阪市浪速区日本橋三丁目 |
座標 | 北緯34度39分44.5秒 東経135度30分23.0秒 / 北緯34.662361度 東経135.506389度座標: 北緯34度39分44.5秒 東経135度30分23.0秒 / 北緯34.662361度 東経135.506389度 |
文化財 | 重要文化財(建造物) |
指定・登録等日 | 2021年(令和3年)8月2日 |
備考 | 2019年(平成31年)3月29日に登録有形文化財(建造物)に登録 |
髙島屋東別館(たかしまやひがしべっかん)は、大阪府大阪市浪速区日本橋(堺筋沿い)にある歴史的建築物。2019年に登録有形文化財(建造物)に登録され、2021年に重要文化財(建造物)に指定された。
概要
[編集]松坂屋大阪店として1928年(昭和3年)に第1期工事(南棟:地上6階、地下1階)が完了した。1934年(昭和9年)の第2期工事(北棟:地上9階、地下3階)による増築、1937年(昭和12年)の第3期工事(南棟上層階増築・中央棟)による増築により全体が竣工した。
設計は鈴木禎次、施工は竹中工務店である。デザインはアール・デコ調で、正面基部は11連正円アーチ、アーケードが設置され、アカンサスのテラコッタの外壁となっている。
1966年(昭和41年)に松坂屋が天満橋に移転し、竹中工務店に譲渡された。1968年(昭和43年)には髙島屋が賃借し「髙島屋東別館」となり、本社、大阪店の一部、タカシマヤ友の会などとして利用され始めた。1969年(昭和44年)には髙島屋に譲渡された。1970年(昭和45年)には「髙島屋史料館」が開館した。2016年(平成28年)には耐震工事完了、2019年(平成31年・令和元年)には躯体・外壁補修が行われ、2020年(令和2年)1月にはホテル「シタディーンなんば大阪」が開業した[1]。同年7月には、1階に「コミュニティーフードホール大阪・日本橋」が開業した[2]。
生きた建築ミュージアム・大阪セレクションに選定されている。また、2019年(平成31年)3月に「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として国の有形文化財に登録(登録名称は「旧松坂屋大阪店(高島屋東別館)」)された[3]。その後、2021年(令和3年)8月に「長期に及ぶ幾多の増改築によって成立した戦前期屈指の大規模百貨店建築であり、戦前期の大阪を象徴する商業地区である堺筋の都市景観の形成に寄与し、豊かな装飾を施した細部意匠や平面計画、建築設備、防火対策を入念に施す等、創建時の特徴が残され、近代における百貨店建築の大規模化の過程を知るうえで貴重な建造物であり、百貨店建築の設計に長けた建築家である鈴木禎次の代表作の一つとしても重要」としてその価値が認められ、建造物における重要文化財の指定基準である「歴史的価値の高いもの」と評価された事で、 国の重要文化財に指定(指定名称は登録有形文化財の登録時と同一)された。
入居者
[編集]- 髙島屋グループ事務所
- 髙島屋史料館
- シタディーンなんば大阪 - アスコットが運営するホテル
- コミュニティーフードホール大阪・日本橋 - 1階のフードコート
交通アクセス
[編集]本施設の地下2階は地下鉄駅との連絡を想定した構造になっていたが、実現しなかった[4]。
周辺情報
[編集]出典
[編集]- ^ 髙島屋東別館2020年1月20日(月)リノベーション・オープン 株式会社髙島屋 2019年11月19日
- ^ 国の登録有形文化財「髙島屋東別館」のリノベーション第2弾2020年7月10日(金)「コミュニティーフードホール大阪・日本橋」開業 株式会社髙島屋 2019年7月3日
- ^ 「髙島屋東別館」有形文化財登録のお知らせ 株式会社髙島屋 2019年4月23日
- ^ “高島屋東別館で見学会 百貨店時代の内外装残す、幻の地下鉄連絡口も”. なんば経済新聞 (2017年10月31日). 2024年4月14日閲覧。
外部リンク
[編集]- 国指定文化財等データベース
- 髙島屋東別館 文化遺産オンライン
- 髙島屋史料館
- 高島屋史料館【公式】 (@t_shiryokan) - X(旧Twitter)
- シタディーンなんば大阪
- コミュニティーフードホール大阪・日本橋