高専ロボコン2010 激走! ロボ力車
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高専ロボコン2010 激走! ロボ力車(こうせんろぼこん2010 げきそう ロボりきしゃ)は2010年に開催された23回目の高専ロボコンである。
概要
[編集]二足歩行ロボットが乗り物に乗った人をゴールまで運ぶ速さを競う。赤・青ゾーンに分かれ、タイムレースを行う。
競技課題の流れは次のようになっている。
- 二足歩行
- スタートゾーンからスタートしたロボットが、連結ゾーンまでの7500mmを二足歩行する。
- 連結
- ロボットが連結ゾーン内で待つ高専生の搭乗した乗り物と連結する。
- 激走
- 連結ゾーンをスタートしたロボットは、方向転換をした後、乗り物を引き、ゴールを目指す。
- 鍵
- 激走ゾーン内に設置された高さ2500mm の鍵穴(アクリル製樹脂リング)へ自作の鍵を差し込む。
主なロボットの制約
[編集]- 大きさ
- ロボット
- 500mm×500mm 高さ1000mm の直方体のどの面からもロボットの一部がはみ出すこと
- 上限サイズは定められていないが、安全性の面から制限されることがある
- 変形後もこの条件を満たさなければならない
- 乗り物
- 2000mm×2000mm以内 高さの制限は無い
- 重量
- ロボット・乗り物ともに下限は定められていない
- 総重量(コントロールボックスや電源装置も含む)は50kg以下
- 動力源
- ロボットに印加される電源の電圧は定格24V以下
- 高圧ガス(常温の温度においてゲージ圧力が1メガパスカル以上)や爆発物等、危険なエネルギーを用いてはならない
- 製作費
- 30万円以内(新規調達分のみ ただし、無線操縦など通信に関する装置・部品は除くことができる)
- 操作形態
- ロボットは、無線・赤外線・可視光・音波を用いて操縦
- 使用できる無線方式は、ZigBee、Bluetooth、無線LAN及びラジコンのホビー用(地上・水上)、2.4GHz帯通信モデム
大会日程
[編集]本大会は下記の日程で地区大会、全国大会が行われた。
地区大会
[編集]地区 | 開催日 | 会場 | 主幹高専 |
東海北陸 | 10月3日 | スカイホール豊田 | 豊田高専 |
東北 | 10月10日 | 秋田工業高等専門学校第1体育館 | 秋田高専 |
四国 | 10月10日 | 香川工業高等専門学校高松キャンパス第1体育館 | 香川高専高松キャンパス |
近畿 | 10月17日 | 舞鶴文化公園体育館 | 舞鶴高専 |
九州沖縄 | 10月17日 | 久留米市みづま総合体育館 | 久留米高専 |
北海道 | 10月24日 | 旭川工業高等専門学校第1体育館 | 旭川高専 |
関東甲信越 | 10月24日 | 駒沢オリンピック公園総合運動場体育館 | 都立産業技術高専 |
中国 | 10月31日 | 松江市総合体育館 | 松江高専 |
全国大会
[編集]11月21日 両国国技館にて開催された。
大会結果
[編集]全国大会
[編集]11月21日 両国国技館にて開催
ロボコン大賞 | 仙台高専(名取キャンパス) Aruyo=Aruyo |
優勝 | 鹿児島高専 Rose Road |
準優勝 | 和歌山高専 ウメンライダーW |
アイデア賞 | 奈良高専 隼 |
技術賞 | 岐阜高専 Accel |
デザイン賞 | 熊本高専(八代キャンパス) スチームランナー |
激走賞 | 松江高専 Homing |
特別賞(本田技研工業) | 岐阜高専 Accel |
特別賞(電気事業連合会) | 鶴岡高専 ぷりん☆A!LAもーど♡ |
特別賞(マブチモーター) | 長野高専 メタリオット |
特別賞(安川電機) | 群馬高専 Voiture |
特別賞(東京エレクトロンFE) | 熊本高専(八代キャンパス) スチームランナー |
最速タイムは鹿児島高専・和歌山高専・奈良高専の22秒。
鹿児島高専は初めての全国優勝、和歌山高専は3度目の準優勝となった。
放送
[編集]地区大会
[編集]- ローカル放送
- 11月13日にNHK総合にて各地区大会のローカル放送が行われた。
- 深夜放送
- 11月29日から12月4日までの間、NHK総合にて地区大会の深夜放送が行われた。順序は四国地区から始まり北海道地区、九州沖縄地区が最後。
全国大会
[編集]- 地上波版
- 12月4日にNHK総合にて放送された。再放送は12月12日。
- 完全版
- 12月25日にNHK BS2にて完全版として放送される予定。こちらは全試合の模様が扱われる。再放送は2011年1月3日。