高城武夫
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高城 武夫 (たかぎ たけお、1909 - 1982) は日本の学芸員。
大阪市立電気科学館の天文部主任を務めたのち、和歌山天文館を設立した。和歌山市出身[1]。
人物
[編集]1937年8月に大阪市立電気科学館の天文部主任を務める[2]。1952年に退職したのち1958年に私財を投じて自宅敷地内に和歌山天文館を設立[3]。自ら設計した8mドームでプラネタリウムの投影を実施。明石市立天文科学館より2年早い開設で、「日本で5番目のプラネタリウム」として注目を集め、閉館する1984年までに延べ15万人が訪れた[4][5]。これらの活動が認められ1974年和歌山県文化表彰「文科奨励賞」を受賞した[6]。
1982年4月16日10時50分和歌山市の自宅にて死去[7]。
和歌山天文館で使われていた金子式プラネタリウムは、2005年に和歌山市立子ども科学館に移設し展示されている[8]。
書籍
[編集]- 『空の星と私たち』(大鳳堂)[9]
- 『プラネタリウムの話』(大和書房)
- 新天文学講座11『天文台と観測器械・プラネタリウム』(恒星社厚生閣)
- 天文ライブラリー『天文教具~天文教育とモデルの実際~』(恒星社厚生閣)[10]
- 『切りぬく本・たのしい天体観測用具』(誠文堂新光社)[11]
- 『星座を見る』(誠文堂新光社)[12]
脚注
[編集]- ^ “高城武夫氏の年表”. web.archive.org (2005年3月8日). 2024年5月19日閲覧。
- ^ “天文室略史”. web.archive.org. 2024年11月27日閲覧。
- ^ 富田晃彦 (2004年3月). “きのくに、人とアーカイブズの再発見シリーズ2 郷土の星の伝承者”. 和歌山大学. 2024年5月19日閲覧。
- ^ “髙城 武夫 | 和歌山県文化情報アーカイブ”. warp.ndl.go.jp. 2024年5月19日閲覧。
- ^ “昭和49年度和歌山県文化奨励賞 高木武夫”. 和歌山県. 2024年5月19日閲覧。
- ^ “和歌山県ホームページ Wakayama Prefecture Web Site”. www.pref.wakayama.lg.jp. 2024年5月19日閲覧。
- ^ “『天界』63(5)(684),東亜天文学会,1982-05. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3220347 (参照 2024-11-19)”. dl.ndl.go.jp. 2024年11月19日閲覧。
- ^ “金子式プラネタリウムを見てきました(和歌山市立子ども科学館)”. stelo.sakura.ne.jp. 2024年5月19日閲覧。
- ^ “空の星と私たち. : 自學學習 3年生 | NDLサーチ | 国立国会図書館”. 国立国会図書館サーチ(NDLサーチ). 2024年5月19日閲覧。
- ^ “天文教具 : 天文教育とモデルの実際 (天文ライブラリー ; 3) | NDLサーチ | 国立国会図書館”. 国立国会図書館サーチ(NDLサーチ). 2024年5月19日閲覧。
- ^ “たのしい天体観察用具 : 切りぬく本 | NDLサーチ | 国立国会図書館”. 国立国会図書館サーチ(NDLサーチ). 2024年5月19日閲覧。
- ^ “星座を見る : 紙で作る天体観察用具 | NDLサーチ | 国立国会図書館”. 国立国会図書館サーチ(NDLサーチ). 2024年5月19日閲覧。