コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

駒ヶ岳駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
駒ケ岳駅から転送)
駒ヶ岳駅
駅舎(2022年5月)
こまがたけ
Komagatake
H66 赤井川 (4.8 km)
(13.0 km) [* 1] H62
地図
所在地 北海道茅部郡森町字駒ケ岳
北緯42度2分18.96秒 東経140度36分36.72秒 / 北緯42.0386000度 東経140.6102000度 / 42.0386000; 140.6102000座標: 北緯42度2分18.96秒 東経140度36分36.72秒 / 北緯42.0386000度 東経140.6102000度 / 42.0386000; 140.6102000
駅番号 H65
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線(本線)
キロ程 36.5 km(函館起点)
電報略号 コマ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
56人/日(降車客含まず)
-1992年-
開業年月日 1903年明治36年)6月28日[1]
備考 無人駅
  1. ^ この間に姫川信号場有り(当駅から7.7 km先)。
テンプレートを表示

駒ヶ岳駅(こまがたけえき)は、北海道茅部郡森町字駒ケ岳にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線(本線)のである。駅番号H65電報略号コマ事務管理コードは▲140111[2]

歴史

[編集]

駅名の由来

[編集]

現駅名は北海道駒ヶ岳(駒ヶ岳)の麓に位置することからの命名である[3]

旧駅名「宿野辺」はアイヌ語の「シュプン・オ・ペ」(ウグイの群棲するところ)に由来する[3]

駅構造

[編集]

相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]列車交換可能な交換駅となっている。互いのホームは駅舎側上り線ホーム南側と対向側下り線ホーム北側を結んだ跨線橋で連絡している[9]。そのほかに下り線から分岐する側線扱いの中線を1線、安全側線を上下各1線有する[9]。1993年(平成5年)時点では下り線の外側に旭川方から分岐した、転轍機を外された側線も1線有していた[9]

森駅管理の無人駅となっており、有人駅時代の駅舎は改築され、出入り口を覆う合掌や窓上にある飾りの三角形が個性的・印象的な駅舎を有する[10]。駅舎は構内の東側(旭川方面に向かって右側)に位置し、下り線ホーム中央部分に接している[9]。また、別棟にトイレを有する[10]

大沼駅 - 森駅間のサミット(標高174.7m)に近い、標高174.3mの場所に位置する。

のりば

[編集]
番線 路線 方向 行先
1 函館本線 上り 大沼函館方面
2 下り 長万部方面

利用状況

[編集]

乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

乗車人員推移
年度 乗車人員(人) 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 45.0 [11]
1981年(昭和56年) (15.5) [12] 1日乗降客数は31人[12]
1992年(平成4年) (28.0) [9] 1日乗降客数は56人[9]
2015年(平成27年) 「10名以下」 [JR北 2]
2017年(平成29年) 6.0 [13]
2018年(平成30年) 5.8 [14]
2019年(令和元年) 「10名以下」 [JR北 3]
2020年(令和2年) 「10名以下」 [JR北 4]

駅周辺

[編集]
1976年の駒ヶ岳駅と周囲約750 m範囲。下が函館方面。昭和37年の比較的早い時期に貨物取扱い廃止となっているため、駅裏側に敷かれた貨物積卸線跡はすっかり草生している。 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

当駅はわずか数十戸ほどの小さな集落の中に位置している。集落には郵便局小学校などあるが、集落の外に出ると牧場などが広がっている。

駒ヶ岳は当駅から北東の方角に見える。 かつては当駅も駒ヶ岳登山の下車駅であったが、同山の火山活動のため現在は赤井川ルート・6合目ゲート以外からの入山は禁じられており、入山届の設置も同ゲートのみ、解放期間も6月1日から10月31日までの9時から15時までと制限されている[15]

隣の駅

[編集]
北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線(本線)
赤井川駅 (H66) - 駒ヶ岳駅 (H65) - *東山駅 (H64) - (姫川信号場) - 森駅 (H62)
*打消線は廃駅

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、20頁。 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、214頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ a b c d 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、6頁。ASIN B000J9RBUY 
  4. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、807頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  5. ^ a b 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行。
  6. ^ 森町 編『森町史森町、1980年3月15日、636-637頁。doi:10.11501/9570504https://dl.ndl.go.jp/pid/9570504/1/351 
  7. ^ 北海道鉄道百年史 下巻 P318。
  8. ^ 森町史 昭和55年3月発行。
  9. ^ a b c d e f 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)40ページより。
  10. ^ a b 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)18ページより。
  11. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、804頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  12. ^ a b 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)25ページより。
  13. ^ 函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2019年8月2日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  14. ^ 函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2020年8月25日). 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  15. ^ 2023『北海道駒ケ岳』登山について”. 七飯大沼国際観光コンベンション協会 (2023年5月27日). 2023年8月2日閲覧。

JR北海道

[編集]
  1. ^ 駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20070930015220/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf2014年9月6日閲覧 
  2. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
  3. ^ 駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
  4. ^ 駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2021年9月30日). 2022年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月1日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]