駐日本国ローマ法王庁大使館
駐日本国ローマ法王庁大使館 Nuntius Apostolicus in Iaponia | |
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ローマ法王庁大使館外観(2024年) | |
所在地 | 東京都 |
住所 | 東京都千代田区四番町7-3 |
座標 | 北緯35度41分16秒 東経139度44分15秒 / 北緯35.6878696度 東経139.7374232度座標: 北緯35度41分16秒 東経139度44分15秒 / 北緯35.6878696度 東経139.7374232度 |
開設 | 1966年 |
移転 | 2024年9月30日[1] |
法王大使 | フランシスコ・エスカランテ・モリーナ |
ウェブサイト | www |
駐日本国ローマ法王庁大使館(ちゅうにほんこくローマほうおうちょうたいしかん、ラテン語: Nuntius Apostolicus in Iaponia、英語: Apostolic Nunciature to Japan)は、バチカンの聖座が日本国に設置している大使館である。駐日本国ローマ教皇庁大使館とも。
概要
[編集]バチカンは、カトリック教会と東方典礼カトリック教会の総本山として、イタリア・ローマの一角に鎮座するローマ教皇を国家の統治者(バチカン市国基本法第一条)とする独立国家であり、国際法上の主権実体である聖座(教皇)の所在地でもある[2]。なお、日本国外務省の定義では、日本とローマ法王庁の関係は1549年のフランシスコ・ザビエル日本上陸に始まるとされている[2][3]。
ローマ法王庁が日本国に在外公館を設置したのは、1919年のベネディクト15世時代にローマ法王庁公使館として設置されたのが最初となる[4]。これ以後、日本とバチカンの正式な外交関係が1942年に成立したことを受け、公使館を経て1966年に大使館に昇格した。
外交使節の派遣は、バチカン市国基本法第二条に基づきバチカンではなく聖座(教皇)が主権実体として派遣するため、正式名称は教皇大使及びローマ法王庁(教皇庁)大使館と称される。
駐日教皇大使・公使
[編集]歴代の駐日教皇大使 (Apostolic Nuncios to Japan / Apostolic Pro-Nuncios to Japan) および駐日教皇公使 (Apostolic Internuncios to Japan / Apostolic Delegates to Japan) には、ローマ=カトリック教会の高位聖職者たる大司教が任命されている。
駐日教皇公使 (Apostolic Delegates to Japan)
[編集]- ピエトロ・フマゾーニ・ビオンディ大司教(1919年 - 1921年)[5]
- マリオ・ジャルディニ大司教(1922年 - 1931年)[5]
- エドワード・アロイシウス・ムーニィ大司教(1931年 - 1933年)[5]
- パオロ・マレラ大司教(1933年 - 1949年)[5]
- マクシミリアン・フォン・フュルステンベルク大司教(1949年 - 1960年)[5]
駐日教皇公使 (Apostolic Internuncios to Japan)
[編集]- ドメニコ・エンリッチ大司教(1960年 - 1962年)[5]
- マリオ・カーニャ大司教(1962年 - 1966年)[5]
駐日教皇大使 (Apostolic Pro-Nuncios to Japan)
[編集]- ブルーノ・ヴュステンベルク大司教(1966年 - 1973年)[5]
- イッポリト・ロトリ大司教(1974年 - 1977年)[5]
- マリオ・ピオ・ガスパリ大司教(1978年 - 1983年)[5]
- ウィリアム・アクイン・カルー大司教(1983年 - 1997年)[5]
駐日教皇大使 (Apostolic Nuncios to Japan)
[編集]- エムブローズ・デ・パオリ大司教(1997年 - 2004年)[5]
- アルベルト・ボッターリ・デ・カステッロ大司教(2005年 - 2011年)[5]
- (臨時教皇大使代理)フランシスコ・エスカランテ・モリーナ司祭(2011年、後に大司教)[6]
- ジョセフ・チェノットゥ大司教[注 1][7][8](2011年 - 2020年)[9][10]
- (臨時教皇大使代理)ヴェチェスラヴ・トゥミル司祭(2020年 - 2021年)[11]
- レオ・ボッカルディ大司教(2021年 - 2023年)[12][13]
- フランシスコ・エスカランテ・モリーナ大司教(2024年 -)[15][16]
住所とアクセス
[編集]2024年9月30日[1]より、下記の住所で運営されおり、それまでの住所は「東京都千代田区三番町9-2[17]」であった。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2011年8月に任命され、日本国へ赴任(信任状捧呈日は12月14日)。2020年9月8日、在任中に東京都内の病院にて死去。
出典
[編集]- ^ a b “駐日外国公館リスト 欧州”. 外務省 (2024年11月12日). 2024年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月17日閲覧。移転日、移転後住所記載
- ^ a b バチカン(Vatican) 日本国外務省
- ^ バチカン~中世と現代が共存する国家 『わかる!国際情勢』 日本国外務省
- ^ 教皇ヨハネ・パウロ2世の訪日30周年(2) カトリック時評
- ^ a b c d e f g h i j k l m “駐日ローマ教皇庁大使館”. カトリック中央協議会. 2019年11月24日閲覧。
- ^ 外務省: 駐日外国公館リスト 欧州(2011年11月30日時点のアーカイブ)
- ^ “新駐日教皇大使の任命について”. カトリック中央協議会 (2011年8月16日). 2019年11月24日閲覧。
- ^ “信任状捧呈式(コートジボワール・ローマ法王庁) (宮殿)”. 宮内庁. 2020年9月9日閲覧。
- ^ “駐日教皇大使ジョセフ・チェノットゥ大司教ご逝去のお知らせ”. カトリック中央協議会. 2020年9月8日閲覧。
- ^ “駐日教皇大使のジョセフ・チェノットゥ大司教が死去 76歳”. Christian Today (2020年9月9日). 2020年9月9日閲覧。
- ^ ジョセフ・チェノットゥさん 駐日教皇大使、大司教: 東京新聞 TOKYO Web
- ^ “新教皇大使の任命について”. カトリック中央協議会. (2021年3月11日) 2021年3月12日閲覧。
- ^ “Rinuncia del Nunzio Apostolico in Giappone”. press.vatican.va (2023年9月1日). 2023年9月1日閲覧。
- ^ “駐日各国大使リスト|外務省”. 外務省 (2023年10月12日). 2023年10月19日閲覧。
- ^ “新教皇大使の任命について”. カトリック東京大司教区. (2024年1月25日) 2024年1月26日閲覧。
- ^ 新教皇大使の任命について | カトリック中央協議会
- ^ “駐日外国公館リスト 欧州”. 外務省 (2024年10月28日). 2024年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月17日閲覧。移転前住所記載
関連項目
[編集]- カトリック中央協議会
- ピエトロ・フマゾーニ・ビオンディ - 教皇公使(1919年 - 1921年)
- 在バチカン日本国大使館