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馬頭院 (栃木県那珂川町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
馬頭院
所在地 栃木県那須郡那珂川町馬頭188
山号 武茂山
院号 馬頭院
宗派 真言宗智山派
創建年 建保5年(1217年
開山 光宝法印
正式名 武茂山十輪寺馬頭院
文化財 木造延命地蔵菩薩坐像(栃木県指定有形文化財)、他
法人番号 3060005002140 ウィキデータを編集
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馬頭院(ばとういん)は、栃木県那須郡那珂川町にある真言宗智山派寺院

歴史

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1217年建保5年)、光宝法印によって開山された。光宝法印は醍醐寺座主である。光宝法印の東国巡錫の折、当地で地蔵菩薩本尊とする寺を創建したのが当寺の起源である[1]

その後、正和年間(1312年 - 1317年)に武茂好綱により馬頭観音が安置されている[2]

1692年元禄5年)、水戸藩第2代藩主徳川光圀が訪れ、当寺を整備した。その際、本尊を地蔵菩薩から馬頭観音に変更、これまで「勝軍山十輪寺地蔵院」と称していたのを「武茂山十輪寺馬頭院」に改めた。当地の村名も「馬頭村」に改称した[1][2]

文化財

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  • 木造延命地蔵菩薩坐像(栃木県指定有形文化財 昭和32年8月30日指定)[3]
  • 五鈷杵(栃木県指定有形文化財 平成6年8月23日指定)[4]
  • 紺紙金字法華経(栃木県指定有形文化財 平成6年8月23日指定)[5]
  • 馬頭院の枝垂栗(栃木県指定天然記念物 昭和32年8月30日指定)[6]
  • 木造馬頭観世音菩薩立像(那珂川町指定文化財 昭和43年3月13日指定)[7]
  • 木造欄間彫刻(那珂川町指定文化財 平成15年7月17日指定)[7]

交通アクセス

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脚注

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  1. ^ a b 参詣のしおり馬頭院
  2. ^ a b 栃木県歴史散歩編集委員会 編『栃木県の歴史散歩(歴史散歩9)』山川出版社、2007年、72-73p
  3. ^ 木造延命地蔵菩薩坐像栃木県
  4. ^ 五鈷杵栃木県
  5. ^ 紺紙金字法華経栃木県
  6. ^ 馬頭院の枝垂栗栃木県
  7. ^ a b 町指定文化財(有形文化財No1)那珂川町

参考文献

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  • 栃木県歴史散歩編集委員会 編『栃木県の歴史散歩(歴史散歩9)』山川出版社、2007年

外部リンク

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