馬祖郷
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馬祖郷 马祖乡 | |
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連江県における馬祖郷の位置 | |
国 | 中華人民共和国 |
省 | 福建省 |
地級市 | 福州市 |
県 | 連江県 |
馬祖郷(ばそごう、簡: 马祖乡)は、中華人民共和国福建省福州市連江県の郷[1]。管轄区域は、中華民国が福建省連江県として実効支配している範囲(馬祖列島)と一致する[2][3]。中華人民共和国の施政権が及んでいないため、名目上のみ存在する行政区画となっている[4]。
概要
[編集]1990年代以前、連江県人民政府は両岸分断以前からの行政区画である「竿塘郷」を引き続き適用させていた。竿塘郷は馬祖列島のうち南竿地区・北竿地区のみを管轄区域とし、東引(東湧)地区は羅源県、白犬(白肯)地区は長楽県の管轄としていた[5]。「馬祖郷」の名は1990年代以降の政府刊行物に見られ[6]、東引・白犬を管轄区域に含んでいる点が竿塘郷と異なる[5]。
政治
[編集]馬祖列島に関する業務は連江県台湾工作弁公室が担当しており、馬祖郷人民政府・馬祖郷長・中国共産党馬祖郷党委書記といった組織や役職は設置されていない。連江県人民大会には馬祖郷代表の議席が存在するが、誰も割り当てられておらず空席である[5]。
交通
[編集]- G639国道(未開通)
639国道の計画は中華人民共和国国務院が2022年に発表した「国家公路網規則」に記載されており、ルートは「馬祖 - 福州」と指定されている[7]。2023年に発表された計画では、福州市馬尾区の琅岐島から日荘礁・七星礁を経由して南竿島の四維村に至る全長27.2kmの橋を建設することが想定されている[8]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 行政区划网. “马祖乡_连江县_行政区划网” (中国語). 2016年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月26日閲覧。
- ^ 连江县人民政府. “连江县情简介”. 2011年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月25日閲覧。
- ^ 连江县人民政府. “行政区划” (中国語). 2024年11月2日閲覧。
- ^ 中华人民共和国政府 (1958年9月4日). “中华人民共和国政府关于领海的声明” (中国語). 新华社. 2010年1月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月26日閲覧。
- ^ a b c 连江县地方志编纂委员会 (2001) (中国語). 连江县志. 北京: 方志出版社. ISBN 7-80122-653-4. オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。 2011年5月26日閲覧。
- ^ 《福州年鉴》编纂委员会 (2000) (中国語). 福州年鉴 2000. 北京: 中国统计出版社. ISBN 7-5037-3241-5. オリジナルの2016-03-04時点におけるアーカイブ。 2011年5月26日閲覧。
- ^ “国家公路网规划” (中国語). 2022年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月2日閲覧。
- ^ “縣府、福州市政府展開新四通會前會” (中国語). 馬祖日報. (2023年5月18日). オリジナルの2023年12月17日時点におけるアーカイブ。 2024年1月16日閲覧。