香納諒一
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誕生 |
1963年1月16日(61歳) 神奈川県横浜市 |
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職業 | 小説家 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1991年 - |
ジャンル | ハードボイルド |
代表作 |
『幻の女』(1998年) 『贄の夜会』(2006年) |
主な受賞歴 |
織田作之助賞佳作入選(1990年) 小説推理新人賞(1991年) 日本推理作家協会賞(1999年) |
デビュー作 | 『ハミングで二番まで』(短編作品) |
公式サイト | 香納諒一執筆日記 |
ウィキポータル 文学 |
1963年1月16日 -)は、神奈川県横浜市出身の日本の小説家。日本ペンクラブ会員。
(かのう りょういち、来歴
[編集]早稲田大学第一文学部を卒業した後、出版社に勤務。編集者としての仕事の傍ら小説を執筆し、1990年に『影の彼方』で第7回織田作之助賞佳作入選を果たす。
その後1991年に『ハミングで二番まで』で第13回小説推理新人賞を受賞し小説家としてデビュー、翌1992年には初の長編作品である『時よ夜の海に瞑れ』を発表する。
その後も執筆活動を続け、1999年には『幻の女』で第52回日本推理作家協会賞を受賞。また2007年には『贄の夜会』が『このミステリーがすごい!』ランキングの7位にランクインした。
作風
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
デビュー当初から主にハードボイルド系の作品を発表しているが、近年では作風の広がりを意識した作品が発表されている。本人もインタビューで「サスペンスやスリラー的な作品以外にも、これから自分で書いていきたい方向性がある」と発言しており、特に『ガリレオの小部屋』(短編集『ガリレオの小部屋』収録)はその第一歩として明確に意識して書いたとのこと[1]。
ミステリ・ランキング
[編集]週刊文春ミステリーベスト10
[編集]- 2000年 - 『炎の影』22位
このミステリーがすごい!
[編集]- 1996年 - 『梟の拳』18位
- 1997年 - 『ただ去るが如く』20位
- 1999年 - 『幻の女』6位
- 2007年 - 『贄の夜会』7位、『冬の砦』20位
- 2012年 - 『心に雹の降りしきる』9位
作品リスト
[編集]単著
[編集]警視庁歌舞伎町特別分署K・S・Pシリーズ
[編集]- 孤独なき地(2007年3月 徳間書店 / 2010年2月 徳間文庫)
- 毒のある街(2008年9月 徳間書店 / 2011年4月 徳間文庫)
- 噛む犬(2011年1月 徳間書店 / 2012年10月 徳間文庫)
- 女警察署長(2012年7月 徳間書店 / 2015年9月 徳間文庫)
- 約束 K・S・Pアナザー(2015年9月 祥伝社 / 2019年6月 祥伝社文庫)
捜査一課シリーズ
[編集]- 刹那の街角(1999年6月 角川書店 / 2004年9月 角川文庫)
- 【改題】刹那の街角―捜査一課中本班の事件ファイル(2011年11月 徳間文庫)
- 収録作品:エールを贈れ / 知らずべからず / 刹那の街角 / 捜査圏外 / 女事件記者 / 十字路 / 証拠
- 贄の夜会(2006年5月 文藝春秋 / 2009年5月 文春文庫【上・下】)
- 無縁旅人(2014年3月 文藝春秋 / 2016年11月 文春文庫)
- 刑事群像(2015年2月 講談社)
- 砂時計
さすらいのキャンパー探偵
[編集]- 降らなきゃ晴れ(2019年8月 双葉文庫)
- 収録作品:降らなきゃ晴れ / バーボン・ソーダ / 石売り伊三郎
- 水平線がきらっきらっ(2019年9月 双葉文庫)
- 収録作品:深夜プラス1 / TSUNAMI / 水平線がきらっきらっ
- 見知らぬ町で(2019年10月 双葉文庫)
- 収録作品:見知らぬ町で / 夏の終わりのハーモニー / 道中記
刑事花房京子
[編集]- 完全犯罪の死角 刑事花房京子(2018年6月 光文社 / 2021年2月 光文社文庫)
- 逆転のアリバイ 刑事花房京子(2022年4月 光文社)
- 絶対聖域 刑事花房京子(2023年7月 光文社)
新宿花園裏交番
[編集]- 新宿花園裏交番 坂下巡査(2019年3月 祥伝社 / 2022年7月 祥伝社文庫)
- 新宿花園裏交番 ナイトシフト(2022年6月 祥伝社)
探偵鬼束啓一郎
[編集]- 熱愛(2010年9月 PHP研究所 / 2014年9月 PHP文芸文庫)
- 絵里奈の消滅(2018年9月 PHP研究所)
- 【改題】名もなき少女に墓碑銘を(2021年11月 PHP文芸文庫)
川崎警察
[編集]- 川崎警察 下流域(2023年1月 徳間書店)
- 川崎警察 真夏闇(2024年4月 徳間書店)
ノンシリーズ
[編集]- 時よ夜の海に瞑れ(1992年7月 祥伝社)
- 【改題】夜の海に瞑れ(1997年10月 角川文庫)
- 石(チップ)の狩人(1993年7月 祥伝社)
- 【改題・加筆修正】さらば狩人(1999年11月 角川文庫)
- 春になれば君は(1993年12月 角川文庫)
- 【改題・加筆修正】無限遠(2009年9月 小学館文庫)
- 風熱都市(1994年7月 徳間書店)
- 【改題・加筆修正】風よ遙かに叫べ(2000年10月 徳間文庫)
- 梟の拳(1995年10月 講談社 / 1998年7月 講談社文庫 / 2012年3月 徳間文庫)
- ただ去るが如く(1996年9月 中央公論社 / 1998年10月 中央公論ノベルス / 2001年9月 角川文庫)
- 雨のなかの犬(1997年4月 講談社 / 2000年8月 講談社文庫)
- 深夜にいる(1997年9月 中央公論新社 / 2011年5月 ハルキ文庫)
- 天使たちの場所(1998年2月 集英社 / 2001年1月 集英社文庫)
- 収録作品:天使たちの場所 / 季節はずれ / チャンギを発つ / 空が変わるまで / サリーの微笑 / 風はこたえない
- 幻の女(1998年6月 角川書店 / 2003年12月 角川文庫 / 2016年6月 双葉文庫)
- 宴の夏 鏡の冬(1998年9月 新潮社)
- デイブレイク(1999年10月 幻冬舎 / 2004年8月 幻冬舎文庫)
- ヨコハマベイ・ブルース(2000年3月 幻冬舎 / 2007年3月 光文社文庫)
- アウトロー(2000年4月 祥伝社 / 2005年1月 祥伝社文庫)
- 炎の影(2000年10月 角川春樹事務所 / 2003年12月 ハルキノベルス / 2006年5月 ハルキ文庫)
- タンポポの雪が降ってた(2001年2月 角川書店 / 2005年5月 角川文庫)
- 夜空のむこう(2004年5月 集英社 / 2008年7月 光文社文庫)
- あの夏、風の街に消えた(2004年9月 角川書店 / 2007年10月 角川文庫)
- 冬の砦(2006年7月 祥伝社 / 2009年3月 祥伝社文庫)
- 夜よ泣かないで(2006年11月 双葉社 / 2010年10月 ハルキ文庫)
- ガリレオの小部屋(2007年1月 実業之日本社 / 2009年7月 ジョイノベルス / 2013年3月 光文社文庫)
- 収録作品:無人の市 / 流星 / 指先からめて / 冬の雨にまぎれて / 雪の降る町 / ガリレオの小部屋 / 海鳴りの秋
- 第四の闇(2007年9月 実業之日本社 / 2010年9月 光文社文庫)
- ステップ(2008年3月 双葉社 / 2010年6月 双葉文庫)
- ハミングで二番まで(2008年5月 双葉文庫)
- 記念日(2008年5月 光文社 / 2011年8月 光文社文庫)
- 血の冠(2008年7月 祥伝社 / 2011年3月 祥伝社文庫)
- 虚国(2010年3月 小学館)
- 【改題】蒼ざめた眠り(2012年12月 小学館文庫)
- 心に雹の降りしきる(2011年9月 双葉社 / 2014年5月 双葉文庫)
- 幸 SACHI(2013年1月 角川春樹事務所 / 2015年6月 ハルキ文庫)
アンソロジー
[編集]「」内が香納諒一の作品
- 誘拐(1995年1月 カドカワノベルズ / 1997年10月 角川文庫)「知らすべからず」
- 孤狼の絆(1999年6月 角川春樹事務所)「海鳴りの秋」
- 最新「珠玉推理」大全 下(1998年10月 光文社カッパ・ノベルス)「雨のなかの犬」
- 【改題】闇夜の芸術祭(2003年4月 光文社文庫)
- 小説推理新人賞受賞作アンソロジー〈1〉(2000年10月 双葉文庫)「ハミングで二番まで」
- ザ・ベストミステリーズ 2001 推理小説年鑑(2001年6月 講談社)「不良の樹」
- 【分冊・改題】殺人作法 ミステリー傑作選45(2004年9月 講談社文庫)
- 名探偵で行こう(2001年9月 光文社カッパ・ノベルス / 2004年6月 光文社文庫)「花を見る日」
- ミステリー傑作選・特別編〈6〉自選ショート・ミステリー2(2001年10月 講談社文庫)「世界は冬に終わる」
- ミステリーの書き方(2010年11月 幻冬舎 / 2015年10月 幻冬舎文庫)※執筆作法「書き続けていくための幾つかの心得」
- 日本推理作家協会賞受賞作家 傑作短編集 8 衝動と焦燥と(2019年6月 祥伝社文庫)「ハミングで二番まで」
映像化作品
[編集]テレビドラマ
[編集]出典
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
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