香港ラマ島船衝突事故
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南丫四号 | |
日付 | 2012年10月1日 |
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時刻 | 午後8時23分(香港標準時) |
場所 | 香港ラマ島西博寮海峡 |
座標 | 北緯22度14分8秒 東経114度6分14秒 / 北緯22.23556度 東経114.10389度座標: 北緯22度14分8秒 東経114度6分14秒 / 北緯22.23556度 東経114.10389度 |
別名 | 国慶大災難[1] 撞船大海難[2] 十.一海難[3] 港版鉄達尼[4] 驚天海難[5] |
原因 | 船衝突 |
結果 | "南丫四号"が沈没。124人が海に沈む。 |
死者 | 39人 |
負傷者 | 92人 |
物的損害 | "南丫四号"・"海泰号"が損壊 |
罪状 | 船員7人を逮捕 |
香港ラマ島船衝突事故(ホンコンラマとうせんしょうとつじこ)は、2012年10月1日午後8時半頃(香港時間)に香港の南西にあるラマ島の近くの海上で発生した船衝突事故である。これが香港返還以降で最も重大な海上事故であり、1996年嘉利大廈火災以来最悪の死亡事故である。
事故概要
[編集]事故が発生した日は中華人民共和国の国慶節(建国記念日)であった。当日、地元電力会社の香港電灯の船(名前“南丫四号”)には124人の社員や家族が乗って、ラマ島の施設を見学後、香港島沖のビクトリア湾に花火を観賞に行った。その途中で港九小輪控股が経営する中環からラマ島へ行った渡し船(名前“海泰号”)と衝突。香港電灯の船が沈没し、124人全員が海に落ちた。渡し船は沈没せず、相手の船を無視し、ラマ島埠頭に戻った[6][7][8][9][10]。
救援活動
[編集]101人が負傷し、病院に運ばれた。香港政府は、近くの広東省からも救助を求めたのが、地元の人力と資源が既に十分だと判断され、中国大陸からの救援船は救援に調配されなかった。現時点まで、13人が在院し、39人が死亡した[11]。
反応
[編集]- 香港行政長官梁振英:緊急事故協調グループを組み,クイーン・マリー病院に負傷者を見舞った。事故が厳しい海上事故だったと言った。できるだけ行方不明の人を捜索し、事故の原因を調べていた。10月4日から10月7日まで全港哀悼の日を行い、半旗が決まった[13]。
- 中央政府駐香港連絡弁公室副主任李剛:クイーン・マリー病院に負傷者を見舞い、広東省政府に大型船を派出することを求めた[14]それで、船4隻が派出され、現場で捜索した。[15]。
- 香港電灯の親会社、長江実業主席李嘉誠及び副主席李沢鉅:クイーン・マリー病院に負傷者を見舞った。事故に悲しく感じ、被害された社員を助け、被害者の家族に20万香港ドルの慰問金を与えることになった[16][17]。
逮捕
[編集]香港警察によると、乗客の安全を守らなかったとして、双方の船の船長と乗組員7人が逮捕された[18]。
外部リンク
[編集]- ^ 《蘋果日報》,10月2日記事)
- ^ (《蘋果日報》と《爽報》,10月2日記事)
- ^ (有線電視新聞台)
- ^ (新報)
- ^ (東方日報)
- ^ “香港で船沈没、8人死亡 電力会社スタッフら乗船”. 河北新報
- ^ “香港ラマ島近海で船衝突、1隻沈没 25人死亡”. 新華経済株式会社
- ^ “花火見物の船衝突 36人死亡”. NHK News
- ^ “船衝突事故の死者36人に、香港”. Daily News
- ^ “香港のフェリー沈没で死者25人、生存者「浸水速かった」”. REUTERS (朝日新聞デジタル). (2012年10月2日)
- ^ “香港沖の船衝突、死者38人に…船長ら7人拘束”. 読売新聞. (2012年10月2日) 2012年10月4日閲覧。
- ^ “胡錦濤溫家寶等關心港撞船事故” (中国語). (2012年10月2日)
- ^ “梁振英:搜索失蹤者工作通宵進行” (中国語). 香港電台 (2012年10月2日). 2012年10月2日閲覧。
- ^ “李剛:向廣東省要求打撈船來港協助搜救” (中国語). 香港電台 (2012年10月1日). 2012年10月2日閲覧。
- ^ “交通运输部派4船艇参与香港撞船事故搜救” (中国語). 网易转自新华社 (2012年10月2日). 2012年10月2日閲覧。
- ^ “李嘉誠:對港燈船意外極度難過” (中国語). BBC中文網. (2012年10月2日)
- ^ “李嘉誠對撞船意外感難過一度哽咽”. 881903.com 商業電台. (2012年10月2日)
- ^ 香港警察、船衝突事故で7人逮捕 38人死亡