香川松石
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香川松石(かがわ しょうせき、弘化元年1月15日(1844年3月3日) - 明治44年(1911年)9月28日)は、学校で用いられる書道の教科書を記した書道家。千葉師範学校(現在の千葉大学教育学部)教諭。通称、香川熊蔵。
略歴
[編集]1844年、下総国佐倉(現在の千葉県佐倉市)に生まれる。佐倉藩の藩校である成徳書院(現在の千葉県立佐倉高等学校の前身)で書学を学び、書風は初め成徳書院書学所の師範の平林庄右ェ門、同岡田耕鶴(長尾流)らの御家流の影響を受けた。のちに日下部鳴鶴に学ぶ。1881年に千葉師範学校(現在の千葉大学教育学部の前身)習字科の教師となり、翌年、初の小学校の習字教科書『楷書千字文』を刊行。その他、文部省から依頼を受けて国定教科書の習字の手本を執筆し、800冊以上の教科書を出版、全国の書道教育の定着に貢献した。明治44年9月、66歳で没する。墓は千葉県千葉市中央区弁天4丁目の常光山本敬寺(ほんきょうじ)墓地にあり、千葉市中央区千葉寺町の千葉寺に彰徳碑がある。
主な著書
[編集]- 『楷書千字文』
- 『尋常小学書き方手本』
- 『肉筆折手本』
- 『筆法図解 三体千字文』(泰光堂)
- 『明治実業文字』(辰文館)
- 『小学日用文』(日進堂)
- 『尋常小学習字帖』(阪上書屋)
- 『高等小学習字帖』(阪上書屋)
- 『三體千字文』 (昭和38年/泰光堂)