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飯田グループホールディングス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
飯田グループホールディングス株式会社
Iida Group Holdings Co., Ltd.
本社(東京都武蔵野市西久保1-2-11)
本社(東京都武蔵野市西久保1-2-11)
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 3291
2013年11月1日上場
略称 飯田GHD
本社所在地 日本の旗 日本
180-0013
東京都武蔵野市西久保一丁目2番11号
設立 2013年平成25年)11月1日
業種 不動産業
法人番号 2012701012287 ウィキデータを編集
事業内容 戸建分譲・マンション分譲・請負工事等を行うグループ会社の経営管理
代表者 兼井雅史(代表取締役社長
西野弘(代表取締役専務)
資本金 100億円
発行済株式総数 2億9443万1639株
売上高 連結:1兆4,561億99百万円
(2021年3月期)
営業利益 連結:1,212億63百万円
(2021年3月期)
純利益 連結:833億16百万円
(2021年3月期)
純資産 連結:8,598億円69百万円
(2021年3月期)
総資産 連結:1兆4,749億31百万円
(2021年3月期)
従業員数 連結:10,134人
(2021年3月31日現在)
決算期 3月31日
会計監査人 EY新日本有限責任監査法人
主要子会社 一建設株式会社 100%
株式会社飯田産業 100%
株式会社東栄住宅 100%
タクトホーム株式会社 100%
株式会社アーネストワン 100%
アイディホーム株式会社 100%
関係する人物 西河洋一
外部リンク https://www.ighd.co.jp
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飯田グループホールディングス株式会社(いいだグループホールディングス、英語: Iida Group Holdings Co., Ltd.)は、不動産会社を統括する日本の持株会社

概要

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一建設飯田産業東栄住宅タクトホームアーネストワンアイディホーム6社が2013年に経営統合して設立した共同持株会社である。経営統合前は、飯田産業・東栄住宅・タクトホーム・アーネストワンは東京証券取引所第一部に、一建設・アイディホームはジャスダックに上場していたが、経営統合により6社の上場は廃止され、当社が東京証券取引所第一部に上場している。6社は一建設の会長である飯田一男やその一族及び関連企業が、株式を保有あるいは創業するなど、もともと繋がりがあった。

沿革

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  • 1967年2月 - 一建設の前身飯田建設工業が総合建築請負業を目的として発足
  • 1975年7月 - 飯田建設工業が不動産分譲事業に進出
  • 1976年12月 - 飯田建設工業が東栄住宅(1951年設立)の株式を取得し子会社化
  • 1977年7月 - 飯田建設工業が飯田産業を不動産分譲事業を行う子会社として設立
  • 1981年5月 - 飯田建設工業がアーネストワンの前身伏見建設工業を総合建築請負業を行う子会社として設立
  • 1983年11月 - 伏見建設工業から伏見建設へ商号変更
  • 1985年10月 - 飯田産業がタクトホーム(1984年設立)の株式を取得し子会社化
  • 1986年5月 - 飯田建設工業がタクトホームの株式を取得し子会社化
  • 1994年1月 - 飯田建設工業及び飯田産業がタクトホームの株式を売却し資本関係解消
  • 1995年7月 - 飯田建設工業が伏見建設の株式を売却し資本関係解消。伏見建設は不動産分譲事業を開始
  • 1995年9月 - 飯田建設工業がアイディホームを戸建住宅のアフター工事及び請負事業を行う子会社として設立
  • 1995年12月 - 飯田建設工業が東栄住宅、飯田産業の株式を売却し資本関係解消
  • 1999年9月 - 東栄住宅が株式を店頭公開2002年1月に東証1部指定)
  • 2000年2月 - 飯田産業が株式を店頭公開(2002年4月に東証1部指定)
  • 2000年9月 - 伏見建設からアーネストワンへ商号変更
  • 2002年2月 - アーネストワンがジャスダック市場へ上場(2005年3月に東証1部指定)
  • 2003年8月 - タクトホームがジャスダック市場へ上場(2004年11月に東証1部指定)
  • 2004年2月 - 飯田建設工業から一建設へ商号変更
  • 2009年12月 - 一建設がジャスダック市場へ上場
  • 2011年3月 - アイディホームがジャスダック市場へ上場
  • 2013年11月 - 一建設、飯田産業、東栄住宅、タクトホーム、アーネストワン、アイディホームの共同株式移転により飯田グループホールディングス株式会社を設立[1][2]
  • 2019年10月 - ファーストプラスの株式を取得し子会社化

主なグループ会社

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飯田グループホールディングス別館
飯田グループホールディングス別館。グループ会社数社も入居する。

広告活動

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  • 歌舞伎役者の十三代目市川團十郎白猿を起用[3]した企業広告を展開しており、2015年に放映された「東京ドーム120個分」のCMなどで知られる。
  • また、2017年からは「すまいーだ」のCMも放映されており、こちらは歌手の華原朋美がCMソングを歌っている。
  • なお、CMは関東地区で主に放映されているほか、当社公式HPからも視聴できる。
  • テレビでは『嗚呼!!みんなの動物園』(日本テレビ系列[4][5]などの番組のスポンサーについている。       
  • ラジオでは、JFN系列(JFNC)にて、2017年4月~2018年3月の期間で平日13時と14時の時報CMを放送していた。華原朋美が時報ナレーションを担当していた。

不祥事

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景品表示法違反

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根拠がないのに「注文住宅会社No.1」などと宣伝したことが景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、消費者庁は2024年2月29日付で飯田グループホールディングスとグループ4社に再発防止を求める措置命令を出した[6][7]。グループ4社は、住宅情報館、一建設、飯田産業、アーネストワン[8][9]。発表によると、5社は2022年2月から2023年9月、自社サイトやチラシなどに「皆様に選ばれて3冠達成 注文住宅会社No.1」「顧客満足度No.1」などと記載した[8][10]。しかし、住宅購入者らへの調査ではなく、調査会社に登録したアンケート用会員などが回答していた[10][11][12]

関連項目

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脚注

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  1. ^ 共同持株会社設立に関する契約締結及び株式移転計画書の作成について
  2. ^ 「飯田グループホールディングス株式会社」設立のお知らせ
  3. ^ 十一代目市川海老蔵時代の2014年から起用、團十郎襲名後も継続。
  4. ^ 天才!志村どうぶつ園』時代から引き続き提供。
  5. ^ 裏番組である『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系列)にグループの一社である住宅情報館がスポンサーについており、親会社と子会社が提供競合している形となる。
  6. ^ 「満足度No. 1」広告 客観的裏付けなく 6社に再発防止命じる”. NHK (2024年3月1日). 2024年3月17日閲覧。
  7. ^ 「満足度No1」は客観的ではない…イモトのwifiと飯田グループHDに消費者庁が景品表示法違反で措置命令”. FNNプライムオンライン (2024年3月1日). 2024年3月17日閲覧。
  8. ^ a b 飯田グループHDと子会社4社に措置命令 顧客満足度で優良誤認、消費者庁”. AdverTimes.(アドタイ) by 宣伝会議 (2024年3月6日). 2024年3月17日閲覧。
  9. ^ 「注文住宅会社No.1」表示で措置命令の飯田GHD、取り消し訴訟も検討”. 日経クロステック (2024年3月7日). 2024年3月17日閲覧。
  10. ^ a b “飯田グループホールディングス株式会社ほか4社に対する景品表示法に基づく措置命令について”. 消費者庁. (2024年3月1日). https://www.caa.go.jp/notice/entry/036536/ 2024年3月3日閲覧。 
  11. ^ “住宅大手の飯田グループ、「顧客満足度ナンバワン」などに根拠なしと消費者庁が措置命令”. 読売新聞. (2024年3月1日). https://www.yomiuri.co.jp/national/20240301-OYT1T50141/ 2024年3月3日閲覧。 
  12. ^ “飯田GHDら5社に措置命令 No.1調査が表示法違反に”. 新築ハウジング. (2024年3月1日). https://www.s-housing.jp/archives/342128 2024年3月3日閲覧。 

外部リンク

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