コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

飯島浩二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

飯島 浩二(いいじま こうじ、KOJI IIJIMA、1973年 - )は、日本の現代美術家であり、総合格闘家。通称「武蔵野の鉄人」 NPO法人コンテンポラリーアートジャパン 理事。 武蔵野美術大学特別講師。 女子美術大学非常勤講師。 さいたま国際芸術祭2023キュレーター(市民プロジェクト)。

人物・来歴

[編集]

神奈川県横浜市生まれ。1997年頃より、モーターエンジンガスバーナーを内蔵させた火を噴く、動く鉄の彫刻などを制作。以後、美術展覧会、ライブ、ワークショップ、パフォーマンスなど国内外で様々な形態で作品を発表し続けている。

学生時代、スキンヘッド、鉄ゲタで登校していた。1997年に大学卒業後、テレビ東京「たけしの誰でもピカソ」の名物コーナー「勝ち抜きアートバトル」に参加し、6週連続チャンピオンになる。中でも「ニセアイボ TETSUBO」 は番組史上最高点である48点の記録を残した。2004年には光州ビエンナーレ(韓国)に番組と共に出展した。

その頃、武蔵野美術大学で働いていたが、2006年より発表場所をアメリカロサンゼルスに移し、以後帰国するまでアメリカ大陸中心の生活をした。

格闘家としては、大学時代には空手大会で最優秀選手となったことがあるが、K-1に憧れてキックボクシングジムに通い始める。新空手K2トーナメントでは4連覇2階級制覇の記録を樹立。

その後ロサンゼルスに移り、グレイシー系柔術のパープルベルトを取得し、主に総合格闘家として金網の中で戦った。

主な美術展覧会

[編集]
「第27回現代日本美術展」東京都美術館、他
「誰でもピカソ〜勝ち抜きアートバトル」に出品。以降、6週連続チャンピオン
文化庁メディア芸術祭企画展「Robot-ism」 赤坂草月会館
「かながわアートアニュアル2001」 神奈川県民ホールギャラリー
「PHIRIP MORRIS K.K. ART AWARD 2002」 東京国際フォーラム
「RECYCL’art 2003」 青山スパイラルホール《最優秀賞受賞》
「光州ビエンナーレ2004」 韓国光州広域市
「地球工房ネオジャパネスク展」 コンテンポラリーアートスペース大阪《実行委員長賞受賞》
個展「KOJI IIJIMA Exhibition in L.A. –Fish for a Fish」 Popkiller (ロサンゼルス)
「KARAN KORON」 Melt Gallery (ロサンゼルス)
「第2回パリクティン火山芸術祭」 ミチョアカン州 (メキシコ)
個展「Dogs usually resemble their owners! 」 Kazuo h.q. Gallery (ロサンゼルス)
個展「Between Emergency and Fantasies」 Gallery 825 (ロサンゼルス)
「JURIED OPEN」 - Juried by Craig Krull, Topanga Canyon Gallery L.A.《3等賞受賞》

審査員

[編集]
  • 「RECYCL'art 2005」
  • 「前橋アートコンペライブ 2010」

出典・脚注

[編集]

https://www.musabi.ac.jp/ https://www.joshibi.ac.jp/ https://artsaitama.jp/

参考文献

[編集]
  • 『美術の窓』2000年7月号 - 株式会社生活の友社
  • 『武蔵野美術大学 大学案内』2004年 - 武蔵野美術大学
  • 『光州ビエンナーレ2004公式カタログ』 - GWANGJU BIENNALE FOUNDATION 発行
  • テレビ東京 編『たけしの誰でもピカソ「THE アートバトル」』徳間書店、2001年。ISBN 4-19-861346-X