食べて応援
表示
食べて応援(たべておうえん) は、風評被害や被災、犯罪被害など困難を迎えている地域・業種・店舗の生産品や商品を積極的に消費することで応援消費することで間接的に支援しようというキャッチフレーズ[1][2][3][4][5][6]。
概要
[編集]福島第一原発事故の後に、被災地の復興を進捗させるために、全国的に被災地で生産された農産物を積極的に食べることにより、被災した生産者を支援することを目的に生まれた共通のキャッチフレーズ[1]。政治家や著名人の中には被災地で生産された農産物を試食し、積極的に「食べて応援」するうごきも見られる。また、企業や団体で全国的に「食べて応援」に賛同しているものもある[7]。ユーチューブに転載されたTOKIOによる「食べて応援」のCMに対し、日本語のコメントは賛否両論あり、英語のコメントはほぼ否定的であったとliverdoorニュースは伝えた[8]。
2019年には11月に佐賀県が、12月には千葉県や埼玉県が用いた[4][3][9]。6月にネスレが西日本豪雨の被災地域のために製品販売を行った[10]。台風19号で被災した松本市がリンゴに用いた[11]。
2020年3月18日に新型コロナウイルスによる一斉休校を受けて、販路を失った学校給食の生産者を救うために農林水産省は「食べて応援学校給食キャンペーン」特設通販サイトを開設した[2]。
2023年には、HTB北海道ニュースによると窃盗被害を受けた二郎系ラーメン屋へ応援者らが「食べて応援」と連日食べに通った[6]。
脚注
[編集]- ^ a b “「食べて応援しよう!」:農林水産省”. www.maff.go.jp. 2020年3月17日閲覧。
- ^ a b “新型コロナ関連対策「食べて応援学校給食キャンペーン」特設通販サイトを開設 農水省”. ニュース. 2020年3月17日閲覧。
- ^ a b “埼玉県産豚肉、食べて応援 県庁食堂で”. 日本経済新聞 (2019年12月18日). 2020年3月17日閲覧。
- ^ a b “県産米「さがびより」1等米比率大幅下落 知事「食べて応援して」 県が米袋、新たに作製 /佐賀”. 毎日新聞. 2020年3月17日閲覧。
- ^ “被災地の野菜などを食べて応援!ママたちができる「応援消費」とは?【朝ごふんコラム】 | ママスタセレクト”. ママスタセレクト. 2020年3月17日閲覧。
- ^ a b “ファンらが連日被害店舗を「食べて応援」 札幌市北区の「二郎系」人気ラーメン店で相次いだ窃盗事件で”. HTB北海道ニュース. 2023年2月5日閲覧。
- ^ 推進パートナー一覧
- ^ TOKIOの出演CMに海外から非難livedoorニュース
- ^ “食べて被災農家応援 イオン千葉県産野菜セール 33店、落花生や菜の花並ぶ”. www.chibanippo.co.jp. 2020年3月17日閲覧。
- ^ “食べて応援!キットカットが西日本豪雨の寄付金つき「瀬戸内塩&レモン」発売”. 広島ニュース 食べタインジャー (2020年3月17日). 2020年3月17日閲覧。
- ^ “【松本市】リンゴを買って被災農家を応援しよう!台風19号で被害にあったりんご農家を応援する色々な取り組みがあります!”. 号外NET 松本 (2019年11月8日). 2020年3月17日閲覧。