コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

飛鳥&飛鳥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
飛鳥&飛鳥
ジャンル 縦スクロールシューティングゲーム
対応機種 アーケード[AC]
PlayStation 2[PS2]
開発元 ビスコ
発売元 タイトー
人数 1人〜2人協力プレイ
発売日 [AC]1989年
[PS2]2007年1月25日
その他 PS2版はタイトーメモリーズII 上巻に収録
テンプレートを表示

飛鳥&飛鳥」(あすかアンドあすか)は、1989年タイトーから発売されたアーケードゲーム。ジャンルは縦スクロールシューティングゲーム

ゲームのルール

[編集]
  • 8方向レバー、2ボタン(ショット、ボンバー)で自機・飛鳥を操作する。残機制で、敵や敵の攻撃に接触するとミスになり、ストックを1機失う。全4ステージ。ステージの間にはボーナスステージがある。
  • 画面は縦方向にスクロールする他、自機の左右移動によって若干左右方向にもスクロールする。
  • 自機のショットには射程が設定されており、自機から一定の距離までしか届かない。
  • スコアは「敵に弾を当てる」ことによって「のみ」加算され、雑魚キャラクター・ボスキャラクターを問わず、敵を「撃破」したことによる加点は存在しない。このためか、全ての敵の耐久力が比較的高めに設定されており、所謂ボスキャラクターはもちろん、雑魚キャラクターにいたるまでほとんどの敵が、ショットを数発撃ち込まないと倒せない仕様となっている。上記の「射程」の存在とも相まって、全ての敵に対して「接近して複数発のショットを当てる」必要があるため、難易度は比較的高め。
  • ボーナスステージの内容は、画面左右から登場し、上方に飛び去っていく敵を撃つもの。ただし他のゲームの「ボーナスステージ」と異なり、敵に当たるとミスになる。また敵の中には弾を撃ってくるものもあり、この弾に当たれば同様にミスとなる。これによって自機のストックがなくなれば、ボーナスステージ中であってもゲームオーバーとなる。この場合でも通常のゲーム中と同様にコンティニューが可能。
  • 二人交互プレイが主流だった当時としては珍しい、二人同時プレイに対応している。

アイテム

[編集]
  • ショット切り替え - ショットが変更される。
  • レーザー切り替え - レーザーに変更できる。
  • パワーアップ - ショットとレーザーとビームが1段階アップ。
  • ビーム切り替え - ビームに変更できる。
  • ボム増加 - ボムが1個ストックされる。

余談

[編集]

当時発行されていたアーケードゲーム雑誌『ゲーメスト』の“レゲーの魂”のコーナーでクソゲーとして散々槍玉に挙げられていた[1]

PS2用ソフト「タイトーメモリーズII 上巻」に収録されているが、初回特典に付いていた小冊子『タイトーメモリーズブック』では本作のみ開発者コメントが掲載されていない。

2ちゃんねるの掲示板にて、とある書き込みがきっかけで本作の開発者の一人(プログラマー)が降臨するという事態が起こり、当時の開発エピソードが語られた。

  • タイトルの由来は、本作で使用されたCPUボード「飛鳥ボード」(性能はメガドライブ以下)から。
  • スタッフはグラフィッカーもプログラマーも素人同然の集まりで、タイトーに頼んで、他ゲームのソースコードを貰って流用したりもした模様。
  • スコアが撃ち込み点のみなのは、得点加算ルーチンのバグがどうしても修正出来ず、「撃ち込み点のみ」という苦肉の策を取る事でどうにかバグを回避したため。

出典

[編集]
  1. ^ 新声社刊『ゲーメスト』1990年4月号、1991年2月号等。これ等の記述は1992年に刊行された『ゲーメストアイランド黙示録』にも再録されている。

外部リンク

[編集]