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飛騨高山まつりの森

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
飛騨高山まつりの森
飛騨高山まつりの森
施設情報
正式名称 飛騨高山まつりの森
管理運営 高山市
所在地 506-0032
岐阜県高山市千島町1111
外部リンク 飛騨高山まつりの森
プロジェクト:GLAM
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飛騨高山まつりの森(ひだたかやままつりのもり)は、岐阜県高山市にある博物館

概要

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岐阜県高山市は年間200万人にも及ぶ観光客が訪れる一方で、市内には温泉はなく、下呂温泉奥飛騨温泉郷などに滞在型の観光客を奪われていた。こうした状況を改善するため、高山市の総合造園業「飛騨庭石」は1988年から高山市千島町越後谷、同市越後町の2箇所でボーリングを行っていたが、1989年に2箇所とも温泉掘削に成功した[1]。1990年、飛騨庭石は発見した温泉を活用した観光開発のため、CBCと「CBC高山開発」を設立[2]、後にJR東海も出資に加わった[3]。同社は1992年に複合リゾート「森のリゾート・高山ランド」の起工式を行い、高山市の山間地開発に着手した[4][5]。このリゾート開発の一環として飛騨庭石が発表したのが、山車の展示保存施設である[6]。施設は岩盤地下の空洞を利用する計画で、地下に美術館を設けるのは日本国内初の試みであった[7][8]。美術館のほかには昆虫館や食祭館が建設され、1998年4月に完成[9]、4月29日から観光施設「飛騨高山まつりの森」として一般公開された[10]

施設のうち「高山祭りミュージアム」と「ちょうの館」は、岐阜県より博物館に相当する施設(指定施設)として指定されている[11]

脚注

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  1. ^ 「高山 期待ワクワク初の温泉」『中日新聞』1989年7月18日、25面。
  2. ^ 「CBC 高山に温泉リゾート ホテルなど 地元企業と共同開発」『中日新聞』1990年6月13日、29面。
  3. ^ 「高山の滞在型リゾート JR東海が開発参入」『中日新聞』1990年11月16日、30面。
  4. ^ 「飛騨“大リゾート”づくりゴー シービーシー高山開発」『中日新聞』1992年5月29日、30面。
  5. ^ 北アルプスを望むホテル 高山初の温泉と森のリゾート・高山ランド CBC高山開発」『中部財界』第35巻第11号、1992年、54-55頁。 
  6. ^ 「山腹くり抜き“屋台ドーム” 岐阜・高山の業者が計画」『読売新聞中部』1993年7月15日、26面。
  7. ^ 「飛島建設が11月着工へ 国内初の地下美術館 構造、防災評定を取得」『日本工業新聞』1994年9月27日、22面。
  8. ^ 「飛島建設、岐阜・高山の岩盤空洞に地下美術館を建設。日本建築センターの構造評定取得」『日刊工業新聞』1994年9月27日、22面。
  9. ^ 「地中ドームに祭り屋台 開場控えお披露目 飛騨高山まつりの森」『朝日新聞名古屋』1998年4月28日、岐阜。
  10. ^ 「平成祭り屋台に人気 飛騨高山まつりの森」『中日新聞』1998年4月30日、岐阜版10。
  11. ^ 岐阜県内の登録博物館、指定施設一覧” (PDF). 岐阜県. 2024年6月30日閲覧。

外部リンク

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