飛田武幸
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飛田 武幸(ひだ たけゆき、1927年11月12日 - 2017年12月29日)は、日本の数学者。専門は、確率論、関数解析学。名古屋大学名誉教授。名城大学名誉教授。
ホワイトノイズ解析の基礎を確立。確率過程論国際学会会長、国際研究発表ジャーナル「Infinite dimensional Analysis, Quantum Probability and Related Topics」の編集長等を務めた。
経歴
[編集]- 1927年 愛知県岡崎市に生まれる[1]
- 1952年 名古屋大学理学部数学科卒業
- 1952年 愛知学芸大学助手
- 1959年 京都大学講師
- 1961年 理学博士(京都大学)
- 1964年 名古屋大学教養部教授
- 1966年 名古屋大学理学部教授
- 1976年 - 1977年 名古屋大学理学部長。
- 1967年より1年間 プリンストン大学客員教授
- 1980年 中日文化賞受賞(第33回:「確率論とその応用の研究」)[2]
- 1991年 名城大学理工学部教授
- 1995年 - 1999年 名城大学理工学部長
- 2007年 - 瑞宝重光章受章[3][4]
- 2017年12月29日 東京都内の病院で死去、90歳[5]。
主な著書、訳書
[編集]- 1973 一確率論研究者の回想: 岩波書店
- 1975 ブラウン運動: 岩波書店
- 1976 ガウス過程: 紀伊國屋書店
- 1981 誤差論: 紀伊國屋書店
- 1994 ゆらぎの科学〈4〉: 森北出版
- 2001 美しいノイズ・数学を身近かに(高等研選書;13)
- 2011 確率論の基礎と発展: 共立出版
脚注
[編集]- ^ 『新編 岡崎市史 総集編 20』新編岡崎市史編さん委員会、1993年3月15日、617頁。
- ^ “中日文化賞 受賞者一覧”. 中日新聞. 2022年5月21日閲覧。
- ^ 「春の叙勲 中綬章以上と在外邦人、外国人叙勲の受章者一覧」『読売新聞』2007年4月29日朝刊
- ^ “平成19年春の叙勲・褒章受章者決まる<名大トピックス No.169>” (PDF). 名古屋大学広報室. p. 5 (2007年6月15日). 2023年3月31日閲覧。
- ^ “飛田武幸氏死去 名古屋大名誉教授”. 佐賀新聞LiVE (2018年1月10日). 2018年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月21日閲覧。