風柳山人時成
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風柳山人 時成(ふうりゅうさんじん ときなり、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
来歴
[編集]出自・経歴は一切不明。ニューオータニ美術館所蔵の肉筆美人画「遊女図」(絹本着色)に「風柳山人時成冩意」という落款があり、この絵の作者として知られるのみである。「遊女図」は文化ごろの作とされ、絵の上部に「いつわりの なき世なりせは 物前の 客の言のは うれしからまし」という蜀山人の狂歌が記されている。画風は喜多川歌麿風で、その当時流行の歌麿に影響された人物のひとりだったと見られる。
参考文献
[編集]- ニューオータニ美術館編 『幻の浮世絵美人たち -大谷コレクション肉筆浮世絵-』 ニューオータニ美術館、1991年 ※153頁
- 小林忠編 『肉筆浮世絵大観(8) ニューオータニ美術館』 講談社、1995年 ※219頁