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風の奏の君へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
風の奏の君へ
監督 大谷健太郎
脚本 大谷健太郎
原案 あさのあつこ
『透き通った風が吹いて』
製作 松井和彦
製作総指揮 大和田廣樹
King-Guu
亀山暢央
出演者 松下奈緒
杉野遥亮
山村隆太flumpool
西山潤
泉川実穂
たける(東京ホテイソン
池上季実子
音楽 上田禎
主題歌 flumpool
いきづく feat. Nao Matsushita
撮影 藤本秀雄
編集 相羽千尋
制作会社 TBSスパークル
製作会社 「風の奏の君へ」製作委員会
配給 イオンエンターテイメント
公開 日本の旗 2024年6月7日
上映時間 98分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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風の奏の君へ』(かぜのかなでのきみへ)は、2024年6月7日に公開された日本の映画。監督・脚本は大谷健太郎、主演は松下奈緒[1][2]あさのあつこの小説『透き通った風が吹いて』を原案とする[3][4]

制作背景

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本作の舞台となるのは原案となる小説を著したあさの故郷である岡山県美作市[3]。美作市の存在はあさのの執筆のベースに元々あったというが、実際に表舞台に登場したのは初めてだという。この小説を書いた理由として、あさのと同じく美作市で育った映画監督から「美作市を舞台にしたあさのさんの小説を映画化したい」との申し出があったからだとした上で「故郷は暮らすための場所であって、興味を持つ場所ではなかったが、小説を書くにあたって初めて書く側に立って故郷を見つめた」と振り返っている。そうすることで見えてきたのが故郷の美しい自然と、美作に留まることへの足掻きを抱いていた10代の頃の気持ちであったといい「当時は言葉を持っていなかったが、今なら彼らの焦燥や迷い、躊躇いなどを書くことができる」と述懐している[4]。その後、大谷の「美作の小説と映画を全国に」という構想に美作市が協力した上で製作委員会が実現し、ピアニストと茶葉屋を営む兄弟を巡る物語という形で、2022年4月に海田地区や山外野地区を中心に撮影が行われた[3]

あらすじ

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キャスト

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スタッフ

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  • 原案:あさのあつこ『透き通った風が吹いて』(文春文庫
  • 監督・脚本:大谷健太郎
  • 主題歌:flumpool「いきづく feat. Nao Matsushita」(A-Sketch[7]
  • オープニングテーマ:「小さな奇跡 〜Un petit miracle〜」(作曲:松下奈緒 / ソニー・ミュージックレーベルズ
  • エンディングテーマ:「風の奏」(作曲:松下奈緒 / ソニー・ミュージックレーベルズ)
  • エグゼクティブプロデューサー:大和田廣樹、King-Guu、亀山暢央
  • プロデューサー:松井和彦
  • ラインプロデューサー:梶川信幸
  • 音楽:上田禎
  • 撮影:藤本秀雄
  • 照明:佐藤俊介
  • 美術:寺尾淳
  • 録音:清水雄一郎
  • 編集:相羽千尋
  • 助監督:副島正寛
  • ヘアメイク:長野一浩、山科美佳(松下奈緒担当)
  • 衣装:宮本まさ江
  • スタイリスト:大沼こずえ(松下奈緒担当)
  • 制作担当:木村利明
  • 脚本協力:市川榮里
  • 協賛:日本航空
  • 企業版ふるさと納税:伊賀産業、セリオ、VENE BASE、ネプラ、フォールテック 他
  • 事業協力:美作市津山市、岡山県フィルムコミッション協議会、みまさかフィルム・コミッション、みまさか創生映画実行委員会、津山文化振興財団、津山市観光協会、津山街デザイン創造研究所、津山国際環境映画祭実行委員会
  • 企画協力:文藝春秋
  • 配給:イオンエンターテイメント
  • 宣伝:ナカチカピクチャーズ
  • 制作プロダクション:TBSスパークル
  • 製作:「風の奏の君へ」製作委員会

脚注

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  1. ^ a b c d e "「風の奏の君へ」に西山潤、泉川実穂、東京ホテイソンたける、Team48こたつが出演". 映画ナタリー. ナターシャ. 26 March 2024. 2024年3月27日閲覧
  2. ^ a b c "杉野遥亮×flumpool山村隆太、松下奈緒を奪い合う恋のトライアングル 映画『風の奏の君へ』 特報". ORICON NEWS. oricon ME. 28 February 2024. 2024年3月27日閲覧
  3. ^ a b c "映画「風の奏の君へ」初夏に全国公開 地元作家書き下ろし小説原案 主演は松下奈緒さん/岡山・美作市". 津山朝日新聞. 津山朝日新聞社. 5 March 2024. 2024年3月27日閲覧
  4. ^ a b あさのあつこ (8 February 2016). "生まれ故郷を舞台に"青春"を描く". 本の話 (Interview). Interviewed by 「オール讀物」編集部. 文藝春秋. 2024年3月27日閲覧
  5. ^ 山村隆太 [@fp_Yamaryu] (2024年2月28日). "映画に初めて出演させていただけることになりました。". X(旧Twitter)より2024年3月27日閲覧
  6. ^ "65歳の池上季実子が激変、おばあちゃん役で髪を6回脱色 美容師も心配「とけるからもうやめて」". ENCOUNT. Creative2. 19 March 2024. 2024年3月27日閲覧
  7. ^ flumpoolが映画の主題歌担当、主演の松下奈緒がフィーチャリング参加”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2024年4月26日). 2024年4月26日閲覧。

外部リンク

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原案
映画