願入寺 (茨城県大洗町)
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西光院 | |
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所在地 | 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町7920 |
山号 | 岩船山 |
宗派 | 真宗大谷派系単立(原始真宗) |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 鎌倉時代 |
開山 | 如信 |
文化財 | 親鸞聖人画像(茨城県指定文化財)他 |
法人番号 | 7050005002377 |
願入寺(がんにゅうじ)は、茨城県東茨城郡大洗町にある真宗大谷派系の単立寺院(原始真宗)。
歴史
[編集]鎌倉時代、親鸞の孫如信によって奥州大網(福島県古殿町)に開山され、当初は「大網御坊」という名称であったが、空如の代に「願入寺」を称することになった[1]。
その後、次第に寺運衰微していったが、水戸藩第2代藩主徳川光圀より、土地の寄進がなされ寺運も興隆していった。この際に、現在地に移転した[2]。
元々は真宗大谷派(東本願寺)に属していたが、現在は単立(原始真宗)である[2]。
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本堂。東日本大震災で被災したため、一般参拝者は立ち入り禁止。本堂の手前正面にある小屋は、一般参拝者用の仮設の礼拝所。
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開基堂と「やすらぎの鐘」
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「やすらぎの鐘」は重さ12.5トン、口径2.10 m、高さ3.45 m。梵鐘の大きさとしては東日本最大級。
文化財
[編集]- 親鸞聖人画像(茨城県指定文化財 昭和47年12月18日指定)[3]
- 木造阿弥陀如来立像(茨城県指定文化財 昭和47年12月18日指定)[4]
- 香合(茨城県指定文化財 昭和47年12月18日指定)[5]
- 朱漆塗蔦葛模様椀(茨城県指定文化財 昭和47年12月18日指定)[6]
- 唯信鈔断片(茨城県指定文化財 昭和47年12月18日指定)[7]
- 蓮如筆消息大根田御坊宛(茨城県指定文化財 昭和47年12月18日指定)[8]
- 願入寺山門(大洗町指定文化財 昭和50年7月10日指定)[9]
- 尾形光琳筆襖絵(大洗町指定文化財 昭和50年7月10日指定)[9]
- 如信上人座像(大洗町指定文化財 昭和50年7月10日指定)[9]
- 二十四輩牒(大洗町指定文化財 昭和50年7月10日指定)[9]
交通アクセス
[編集]- 那珂湊駅より徒歩28分。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 茨城県地域史研究会 編『茨城県の歴史散歩(歴史散歩8)』山川出版社、2006年