須田利美
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須田 利美(すだ としみ)は、日本の研究者。東北大学電子光理学研究センター教授。
経歴
[編集]埼玉県で生まれる[1]。埼玉県立熊谷高等学校[2]を経て1983年、東北大学理学部物理学科卒業。1988年、東北大学物理学研究科原子核理学専攻終了。同年、大阪大学核物理学センター日本学術振興会特別研究員、東北大学教養学部物理学科助手。1991年、東京大学原子核研究所文部省内地研究員。1993年~1995年、ダルムシュタット工科大学フンボルト財団研究員。1999年~2002年、理化学研究所RI研究室専任研究員。2004年~2006年、北京大学客員教授。2018年からヨハネスブルグ大学客員教授。2021年~2023年、東北大学電子光理学研究センター教授。2022年から京都大学化学研究所先端ナノビーム科学客員教授[3]。
研究
[編集]- 日本人の研究チームによって初めて発見された元素として知られているニホニウムの発見に貢献した[4]。
- ナトリウム輸送体(AtHKT1)が雄しべにナトリウムがたまるのを防いでいることを明らかにした[5]
- ウラン238核の光核分裂反応で生成した中性子過剰核を標的とした電子散乱実験に成功した。これにより、オンライン生成した不安定核を標的とする電子散乱実験が実施可能であることが証明された[6]。
授賞
[編集]- 理研栄峰賞(2024年)[7]
脚注
[編集]- ^ 宮城の新聞須田利美さんに聞く
- ^ 埼玉県立熊谷高等学校ssh特別講義原子核物理学2024年6月9日閲覧
- ^ [1]リサーチマップ須田利美2024年6月9日閲覧
- ^ 一般社団法人みやぎ工業会1684号「日本で発見!113番新元素ーニホニウムー」開催のご案内2024年6月9日閲覧
- ^ 信州大学繊維学部お知らせ堀江智明教授が参画する共同研究グループが、植物の耐塩性メカニズムを解明2024年6月9日閲覧
- ^ 日本経済新聞理研・京大・立教大・東北大、オンライン生成不安定原子核の電子散乱に成功2024年6月9日閲覧
- ^ 須田研究室お知らせ理研栄峰賞を授賞しました。2024年6月9日閲覧