順川市
表示
(順川郡から転送)
位置 | |
---|---|
各種表記 | |
チョソングル: | 순천시 |
漢字: | 順川市 |
日本語読み仮名: | じゅんせんし |
片仮名転写: | スンチョン=シ |
ローマ字転写 (MR): | Sunch'ŏn-si |
統計(2012年) | |
総人口: | 437,000 人 |
行政 | |
国: | 朝鮮民主主義人民共和国 |
上位自治体: | 平安南道 |
順川市(スンチョンし)は朝鮮民主主義人民共和国平安南道に属する市。
石炭・石灰などの地下資源に恵まれており、鉱工業が発達している。
地理
[編集]平安南道の中心部に位置する。南に平城市、東に雲山郡、北に价川市、西北に安州市、西に粛川郡と境を接する。
行政区域
[編集]21洞・11里を管轄する。
|
|
歴史
[編集]日本統治時代の順川郡は、現在の殷山郡、北倉郡・平城市の一部を含んでいた。1910年には商人など3000人余りが、前年に制定された「市場税」[1]に反対し、郡庁舎や駐在所、日本人の店舗を襲撃する暴動事件が起きた。朝鮮戦争時に、この周辺で粛川・順川の戦いが行われた。
年表
[編集]この節の出典[2]
- 高麗時代 - 静戎郡が置かれた。
- 983年 - 順州防禦使が置かれた。
- 1413年 - 順川郡となった。
- 1895年 - 平壌府順川郡となる(二十三府制)。
- 1896年 - 平安南道順川郡となる(十三道制)。
- 1908年 - 一部が徳川郡・孟山郡に編入。残りの地域が慈山郡・殷山郡と合併して順川郡となる。
- 1914年4月1日 - 郡面併合により、平安南道价川郡の一部(内南面)が順川郡に編入。順川郡に以下の面が成立。(16面)
- 郡内面・梧雲面・仙沼面・新倉面・密田面・慈山面・豊山面・麟谷面・厚灘面・北倉面・殷山面・済賢面・聖山面・鳳鳴面・龍化面・内南面
- 1929年4月1日 (10面)
- 郡内面・梧雲面が合併し、順川面が発足。
- 密田面・龍化面が新倉面に編入。
- 済賢面・聖山面が殷山面に編入。
- 豊山面が慈山面に編入。
- 麟谷面が舎人面に改称。
- 1939年10月1日 (1邑8面)
- 鳳鳴面が价川郡外東面と合併し、价川郡鳳東面となる。
- 順川面が順川邑に昇格。
- 1943年 - 新倉面の一部が分立し、密田面が発足。(1邑9面)
- 1949年 - 順川邑が順川面に降格。(10面)
- 1952年12月 - 郡面里統廃合により、平安南道順川郡順川面・内南面・舎人面・厚灘面および慈山面・仙沼面・北倉面の各一部地域をもって、順川郡を設置。順川郡に以下の邑・里が成立。(1邑31里)
- 順川邑・倉里・龍峯里・元上里・江浦里・坪里・金川里・北倉里・龍岳里・五峯里・龍巌里・内南里・鷹峯里・新徳里・龍池里・慈母里・雲興里・豊徳里・栢松里・古泉里・慈山里・蓮浦里・東巌里・鳳鶴里・舎人里・青玉里・㯖山里・和浦里・月浦里・厚灘里・三龍里・新興里
- 1953年12月 (1邑31里)
- 倉里が順川邑に編入。
- 龍巌里が价川郡に編入。
- 江浦里の一部が分立し、銭山里が発足。
- 新興里の一部が分立し、新里が発足。
- 1958年 (1邑30里)
- 銭山里が順川邑・金川里に分割編入。
- 坪里の一部が順川邑に編入。
- 1965年 (1邑1労働者区26里)
- 鳳鶴里・舎人里・㯖山里が新設の平城区に編入。
- 蓮浦里が蓮浦労働者区に昇格。
- 1967年 (1邑1労働者区22里)
- 月浦里・三龍里・厚灘里・青玉里が平城区に編入。
- 龍池里の一部が豊徳里に編入。
- 1974年5月 (1邑6労働者区31里)
- 1977年 (1邑7労働者区30里)
- 望日里の一部が龍化里に編入。
- 聖山里が聖山労働者区に昇格。
- 1983年10月 - 順川郡が順川市に昇格。(22洞24里)
- 順川邑が分割され、順川洞・秀福洞・セドク洞・金山洞が発足。
- 富山労働者区が分割され、直洞・富興洞が発足。
- 殷山労働者区が長鮮洞に昇格。
- 榟洞労働者区が榟洞に昇格。
- 天聖労働者区が天聖洞に昇格。
- 九峯労働者区が九峯洞に昇格。
- 聖山労働者区が分割され、聖山洞・五四洞・鶴山洞が発足。
- 蓮浦労働者区が分割され、蓮浦洞・烽火洞・蓮峯洞が発足。
- 東巌里が東巌洞に昇格。
- 甑山里が甑山洞に昇格。
- 鷹峯里が鷹峯洞に昇格。
- 金川里が金川洞に昇格。
- 龍岳里が龍岳洞に昇格。
- 首陽里が首陽洞に昇格。
- 1989年 (28洞23里)
- 秀福洞の一部が分立し、江岸洞が発足。
- 蓮峯洞・長鮮洞の各一部が合併し、ポンウ洞が発足。
- 長鮮洞の一部が分立し、殷山洞が発足。
- 江浦里が分割され、石水洞・江浦洞が発足。
- 崇化里の一部が分立し、殷浦洞が発足。
- 1992年1月 (19洞12里)
- 殷山洞・榟洞・済賢里・崇化里・殷浦洞・首陽洞・延合里・龍化里・修徳里・望日里・新倉里・水源里・柳井里・東三里・密田里・九峯洞・天聖洞・直洞・富興洞および長鮮洞・ポンウ洞の各一部が新設の殷山郡に編入。
- 長鮮洞の残部がポンウ洞に編入。
- 1992年12月 - 殷山郡直洞労働者区・富興労働者区を編入。(21洞12里)
- 直洞労働者区が直洞に昇格。
- 富興労働者区が富興洞に昇格。
- 1993年 - セドク洞・順川洞・坪里の各一部が合併し、駅前洞が発足。(22洞12里)
- 1995年 - 聖山洞・鶴山洞が殷山郡に編入。(20洞12里)
- 1997年8月 (21洞11里)
- 直洞・富興洞の各一部が合併し、セマウル洞が発足。
- 新興里が新設の雲谷地区に編入。
施設
[編集]- 順川セメント連合企業所
- 順川石灰窒素肥料工場
- 順川ビナロン連合企業所
交通
[編集]脚注
[編集]- ^ 市場での売り上げの100分の1を徴税する内容
- ^ 평안남도 순천시 역사