青龍寺 (京都市東山区)
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青龍寺 | |
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所在地 | 京都府京都市東山区河原町通八坂鳥居前下ル南町411 |
位置 | 北緯34度59分56.7秒 東経135度46分45.7秒 / 北緯34.999083度 東経135.779361度座標: 北緯34度59分56.7秒 東経135度46分45.7秒 / 北緯34.999083度 東経135.779361度 |
山号 | 見性山 |
宗派 | 浄土宗 |
本尊 | 聖観音 |
創建年 | 延暦8年(789年) |
開基 | 桓武天皇 |
中興年 | 建久3年(1192年) |
中興 | 見仏 |
札所等 | 洛陽三十三観音霊場第9番 |
法人番号 | 4130005000243 |
青龍寺(せいりゅうじ)は、京都市東山区にある浄土宗の寺院。山号は見性山。本尊は聖観音。高台寺の山門前、清水寺から八坂神社に通じる観光ルートの一角にある。洛陽三十三所観音霊場第9番札所。
歴史
[編集]延暦8年(789年)に桓武天皇の勅命によって長岡京近郊、乙訓郡小塩山に大宝寺として創建され、平安遷都により現在地に移された。「伽羅(きゃら)観音」の通称で広く信仰を集めてきた本尊の聖観音は、本堂正面に安置されており、身の丈約1メートル、細身の優雅な立ち姿である。寺伝によると、唐の皇帝徳宗から献上された伽羅木を、桓武天皇が伝教大師(最澄)に命じて彫刻させたものという。
その後、治承・寿永の乱の戦火にあって荒廃していたが、建久3年(1192年)に法然の弟子である見仏が再興し、法然を請待して浄土宗の六時礼賛別時念仏の道場とし、寺名を引導寺に改めた。
江戸時代の寛永年間(1624年 - 1645年)、知恩院第32世雄譽霊巌上人により寺名を青龍寺と改めた。
境内
[編集]- 本堂
- 庫裏
- 弁天社
- 念仏石 - 本堂前の庭に長さ1メートル、幅50センチほどの石が据えられている。法然の門弟・見仏が後白河法皇追善回向の為、法然を招いて六時礼讃を勤めた時、同じく門弟の住蓮が鉦の代わりに叩いたという石で、隕石との言い伝えもあり、名物となっている。大小二つあって、小さい方は本堂内に保存されており、打つとカーンと金属性の音がする。
- 近藤正慎(義重)の墓 - 勤王の志士。
- 山門
前後の札所
[編集]- 洛陽三十三所観音霊場
- 8 大蓮寺 - 9 青龍寺 - 10 清水寺善光寺堂