青空千夜・一夜
青空千夜・一夜 | |
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メンバー |
青空 千夜(本名・酒井 義人) 青空 一夜(本名・小板橋 喜八郎) |
結成年 | 1954年 |
解散年 | 1991年(千夜の死去に伴う) |
活動時期 | 1954年 - 1991年 |
師匠 |
コロムビア・トップ・ライト (青空一門) |
出会い | 歌謡ショーの司会 |
芸種 | 漫才 |
過去の代表番組 | やじうま寄席 |
受賞歴 | |
第7回NHK漫才コンクール優勝(1959年) 芸術祭優秀賞(1969年) |
青空千夜・一夜(あおぞら せんや・いちや)は、日本の漫才コンビ。
メンバー
[編集]- 青空 千夜(あおぞら せんや、本名:酒井 義人、1930年6月28日[1] - 1991年6月20日[1])
- 青空 一夜(あおぞら いちや、本名:小板橋 喜八郎、1932年9月17日[2] - 1996年4月23日[2])
概要
[編集]1954年、コロムビア・トップ・ライト(青空一門)門下の、歌謡ショー司会者同士で結成。小太りで黒縁眼鏡の千夜と、大柄で筋肉質な一夜の、凸凹コンビ。元々両者とも漫才師になる心算はなく、千夜は炭坑夫出身、一夜は自衛隊中央音楽隊出身で、共に歌手志望だった。千夜は一夜と組む前、1年間程別の相方と漫才コンビを組んでいた。
説教口調の一夜が8割方喋り、千夜が茶化されつつ相槌を打つ、ボケ・ツッコミの役割分担がはっきりしたスタイルで、「(小林)一茶かホイ」「あの本この本」等のとぼけたネタで人気者になる。1959年に第7回NHK漫才コンクール優勝。1966年「サンテ10人抜きのど自慢」の司会者、1967年には『歌謡ヒットアルバム』『ヒット・スコープ』の司会でメディアでも売れた。1969年にNHKホールの「NHK東西漫才大会」で遠藤佳三作『マイホーム作戦』により芸術祭優秀賞受賞。1971年に漫才協団に新設された第1回の真打に昇進した。
1979年、慰問活動などの功績により交通栄誉章を授与。1980年頃、一夜は漫才協団副理事長に選出される。
長らく堅実な活躍を続けてきたが、1989年秋、千夜が腸の不調を訴え入院し、癌が見つかる。その後体調と相談しながら舞台に上がっていたが、1991年の春に再び不調を訴え、検査をしたところ、肝臓がんが発覚。休業して治療に専念したものの急速に病状が悪化し61歳で死去。師匠のトップは葬儀で号泣した。
コンビ消滅後も、一夜はピンで講演、司会業等で舞台を立ち続ける傍ら、漫才協団理事長を務め精力的に活動していたが、1996年に急性肺炎で死去した。
一夜は「覆面太郎」名義で「これが男だ/泣くな弟」(1963年7月)をリリースしているが、ヴォーカルに過度のエコーが掛けられているため、一聴しただけでは一夜の歌唱とは判別し難い。
弟子には青空一歩・三歩などがいる。
レコード
[編集]- これが男だ(青空一夜)(覆面太郎名義、1963年 SAS-45 日本コロムビア)[3]
- 暁に祈る-青空一夜の愛唱歌集-(青空一夜)(1970年 ALS-4488 日本コロムビア)
- 日本歌謡史 第10集 GES-3038 日本コロムビア
青空一夜 VA 加藤隼戦闘隊 収録 71年
- 若きを晒す三十年(青空一夜) / 飯島町の夜
(青空千夜) (PES-7555 日本コロムビア)
- 馬友/タイトルくずし (青空一夜) (KA-2012)徳間 81年
- 忘れ酒(青空千夜)(1983年 3X-711 トリオ)
- 忘れ酒/北アルプスの見える町(青空千夜)(HA-1014 HGレコード)
メディア出演
[編集]テレビ
[編集]- キンカン素人民謡名人戦(フジテレビ) - 初代司会者だが、数か月で三和完児に交代。
- 10人抜きのど自慢(TBSテレビ) - 司会者。
- やじうま寄席(日本テレビ) - 中期のレギュラー。
- 超特急ファミリーマッチ(東海テレビ) - 初代司会者。
映画
[編集]- 三大怪獣 地球最大の決戦(1964年、東宝) - TV司会者 役[4][1][2]
CM
[編集]- マルニ食品「マルニのホルモン焼き」(1974年)[5]
参考資料
[編集]喜利彦山人 (2020年4月14日). “青空千夜・一夜”. tokyomanzai0408.com. 2020年6月30日閲覧。
脚注
[編集]- ^ a b c ゴジラ365日 2016, p. 170, 「6月27日 / 6月28日」
- ^ a b c ゴジラ365日 2016, p. 268, 「9月17日」
- ^ 顔を隠して飛沫を防止、コロナ時代に感染症対策の視点から見直す“覆面レコード”の世界 - ナタリー
- ^ 東宝特撮映画全史 1983, p. 536, 「主要特撮作品配役リスト」
- ^ 懐かしのせんだいCM大百科 43p-44p(2007年刊、ISBN 978-4-9903860-0-9)
参考文献
[編集]- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。
- 野村宏平、冬門稔弐『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日。ISBN 978-4-8003-1074-3。