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浄泉寺 (福島県会津坂下町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
青木観音から転送)
浄泉寺
所在地 福島県河沼郡会津坂下町大字青津71
位置 北緯37度35分27.2秒 東経139度49分51.3秒 / 北緯37.590889度 東経139.830917度 / 37.590889; 139.830917座標: 北緯37度35分27.2秒 東経139度49分51.3秒 / 北緯37.590889度 東経139.830917度 / 37.590889; 139.830917
山号 清光山
宗旨 曹洞宗
本尊 阿弥陀如来
正式名 清光山 浄泉寺
別称 青津観音
札所等 会津三十三観音32番
法人番号 4380005009103 ウィキデータを編集
浄泉寺 (福島県会津坂下町)の位置(福島県内)
浄泉寺 (福島県会津坂下町)
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浄泉寺(じょうせんじ)は福島県河沼郡会津坂下町にある曹洞宗の寺院[1]山号は清光山。本尊阿弥陀如来

創建年代は不明。6世紀に高寺山に拠点を置いて会津に仏教を広めた「高寺」の子坊・淨泉坊が元であったとされる。室町時代に曹洞宗に改宗し、新たに開山としたという。

浄泉寺入り口(亀ヶ森古墳)

慶長16年(1611年)の会津地震で発生した洪水で青木村の正徳寺観音堂が倒壊流出。安置されていた聖観音は青津村の浄泉寺に移されたが後に寺の北にある亀ヶ森古墳の上に観音堂が建てられてここに安置され[2]寛永20年(1643年)に会津藩主・保科正之会津三十三観音を定めた際に32番札所・青木観音(あおきかんのん)となった。現在では青津観音(あおつかんのん)と呼ばれている[2]

文化財

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寺では青津観音堂のほかに町内にある上宇内薬師堂も管理しており、薬師堂に安置された仏像などが文化財指定を受けている。

  • 木造薬師如来坐像
上宇内薬師堂の本尊で、平安時代中期(10隻後半)に作られたものと考えられている。1920年(大正9年)8月16日に国の重要文化財に指定された[3][4]
  • 木造日光菩薩立像
    木造月光菩薩立像
    木造宝光虚空蔵菩薩立像
    木造聖観音菩薩立像
上宇内薬師堂に安置される複数の菩薩像。日光菩薩月光菩薩虚空蔵菩薩は室町時代の作、聖観音は平安時代の作とされる。1983年(昭和58年)3月25日に福島県の重要文化財に指定された[5]
  • 木造十二神将立像
上宇内薬師堂に安置される十二神将の像で波夷羅大将・阿仁羅大将・安底羅大将・伐折羅大将・珊底羅大将の5体のみが現存している。1974年(昭和49年)9月20日に町の文化財に指定された[6]
  • 木造阿弥陀如来立像
浄泉寺の本尊。割矧造で内部の空間にはかつて納入品が納められていたと考えられている。13世紀後半頃の作とされ、1993年(平成5年)5月20日に町の重要文化財に指定された[7]

脚注

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  1. ^ 浄泉寺”. 曹洞禅ナビ. 2020年3月19日閲覧。
  2. ^ a b 第三十二番札所 青津観音”. 日本遺産 会津の三十三観音めぐり. 2020年3月19日閲覧。
  3. ^ 木造薬師如来坐像〈/(薬師堂安置)〉”. 文化遺産オンライン. 2020年3月19日閲覧。
  4. ^ 木造薬師如来坐像(もくぞうやくしにょらいざぞう)”. 会津坂下町 (2013年12月4日). 2020年3月19日閲覧。
  5. ^ 日光菩薩立像(にっこうぼさつりゅうぞう)他”. 会津坂下町 (2013年12月4日). 2020年3月19日閲覧。
  6. ^ 木造十二神将立像(もくぞうじゅうにしんしょうりゅうぞう)”. 会津坂下町 (2013年12月4日). 2020年3月19日閲覧。
  7. ^ 木造阿弥陀如来立像(もくぞうあみだにょらいりゅうぞう)”. 会津坂下町 (2013年12月4日). 2020年3月19日閲覧。