青木竜太
あおき りゅうた 青木 竜太 | |||||
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2014年のイベントにて | |||||
生年月日 | 1979年 | ||||
出生地 | 東京都目黒区 | ||||
職業 |
芸術監督 社会彫刻家 | ||||
ジャンル |
メディアアート 人工生命 茶の湯 | ||||
公式サイト | https://ryutaaoki.jp | ||||
主な作品 | |||||
『TEDxKids@Chiyoda』 『Art Hack Day』 ≪SOTOROJI≫ ≪New Rousseau Machine≫ ≪Bio Sculpture≫ | |||||
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青木 竜太(あおき りゅうた、1979年7月7日 - )は、東京を拠点に活動するメディアアーティスト、芸術監督、起業家。ありうる社会の探求をテーマに、芸術と科学技術の中間領域で、研究プロジェクトや展覧会などの企画・設計・指揮、および作品制作をおこなう。テーマ毎に組織を立ち上げ、運営している。
ヴォロシティ株式会社 代表取締役社長、一般社団法人METACITY推進協議会 代表理事、一般社団法人ALIFE Lab. 代表理事、株式会社オルタナティヴ・マシン 共同創業者、株式会社 無茶苦茶 共同創業者。ArtHackDay.jp 設立者兼ディレクター、アート集団「The TEA-ROOM」共同設立者兼ディレクター。
2021年にWIRED Creative Hack Award 2021でパブリック賞を受賞[1] し、2022年に第25回 文化庁メディア芸術祭アート部門ソーシャル・インパクト賞(文部科学大臣賞)を受賞[2]。
概要
[編集]1979年生まれ、東京都目黒区出身。高祖父は政治家の青木匡。従兄弟は慶應義塾教授で物理学者の青木健一郎。従姉妹は元NHKロンドン支局長の青木紀美子。2000年にテック系スタートアップを起業し、その後10年間ほど組込OSや高性能計算分野でエンジニアとして活動。2011年に日本初の子ども版TEDx「TEDxKids@Tokyo」や、2014年に日本初のアートハッカソン「Art Hack Day」、2016年には茶の湯のアート集団「The TEA-ROOM」や人工生命研究者コミュニティ「ALIFE Lab」を設立。2018年からはありうる都市のカタチを探求するリサーチチーム「METACITY」を主宰している。
2020年に文化庁「メディア芸術×文化資源 分散型ミュージアム」[3][4][5]で、2021年には千葉市初の芸術祭の一環として開催された「生態系へのジャックイン」展[6]で、キュレーター兼芸術監督を務めた。主な作品展示として、2020年に「北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs」[7]と2021年に21_21 DESIGN SIGHTでの「2121年 Futures In-Sight」展[8]、そして2022年に「第25回文化庁メディア芸術祭受賞作品展」[2]がある。2022年10月から、2022年度に終了した文化庁メディア芸術祭の後継となる、メディアアートおよびポップカルチャーを中心とした日本の「新しい価値」を発信する国際展(2026年度開催予定)およびそのエコシステムの基本コンセプト設計を担当。
2012年に「Best of Stage Design」および「The Best Practice of TEDx」に日本初選出され、2015年には「Great TEDx Stage Design」にも選出。2021年の「WIRED Creative Hack Award」ではパブリック賞を受賞、2022年には第25回文化庁メディア芸術祭アート部門ソーシャル・インパクト賞(文部科学大臣賞)を日本人(グループ)として初受賞。共著に『作って動かすALife ―実装を通した人工生命モデル理論入門』(オライリージャパン)[9]がある。
主な受賞・入選歴
[編集]- 第25回文化庁メディア芸術祭アート部門ソーシャル・インパクト賞(文部科学大臣賞)、Bio Sculpture、2022年[2]
- WIRED Creative Hack Award 2021 パブリック賞 / ファイナリスト、Bio Sculpture、2021年[1]
- WIRED Creative Hack Award 2021 ファイナリスト、人工の月、2021年
- Great TEDx Stage Design、TEDxKids@Chiyoda、2015年
- The Best Practice of TEDx、TEDxKids@Chiyoda、2012年
- Best of Stage Design of TEDx、TEDxKids@Chiyoda、2012年
作品
[編集]- Bio Sculpture (Scene of a Future Boutique)(SFC田中浩也研究室 + METACITY、インスタレーション、2022年)
- New Rousseau Machine (Kyoto Mounting Edition)(METACITY、インスタレーション、2021年)
- Bio Sculpture (Scene of a Future Portable Lab)(SFC田中浩也研究室 + METACITY、インスタレーション、2021年)
- New Rousseau Machine(METACITY、インスタレーション、2021年)
- Hello, Error! #1(The TEA-ROOM、インスタレーション、2021年)
- SOTOROJI #1(The TEA-ROOM、インスタレーション、2021年)
- UCHIROJI #0(The TEA-ROOM、インスタレーション、2021年)
- ANH-01(ALTERNATIVE MACHINE、インスタレーション、2021年)
- Bio Sculpture(SFC田中浩也研究室 + METACITY、インスタレーション、2021年)
- Artificial Moons(The TEA-ROOM + METACITY、インスタレーション、2020年)
- VOID SYSTEM(The TEA-ROOM、インスタレーション、2020年)
- SOTOROJI #0(The TEA-ROOM、インスタレーション、2020年)
- ANH-00(ALTERNATIVE MACHINE、インスタレーション、2019年)
- 船上茶会@T-LOTUS M(The TEA-ROOM、茶会/パフォーマンス、2018年)
- 光茶会@サンリオピューロランド(The TEA-ROOM、茶会/パフォーマンス、2017年)
- 音茶会@TAICOCLUB(The TEA-ROOM、茶会/パフォーマンス・茶室、2016年)
作品展示
[編集]- 第25回文化庁メディア芸術祭受賞作品展(日本科学未来館、2022年9月16日〜26日)[2]
- 「2121年 Futures In-Sight」展(21_21 DESIGN SIGHT、2021年12月21日〜2022年5月22日)[8]
- Ars Electronica 2021 Garden Tokyo(オンライン、2021年9月8日〜12日)[10]
- 生態系へのジャックイン展(日本庭園「見浜園」、2021年7月24日〜8月8日)[6]
- 北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs(北九州イノベーションギャラリー、2021年4月29日〜5月9日)[7]
- Next World ExhiVision(全国8都市71箇所にある野外大型デジタルサイネージ、2020年9月19日〜27日)[11]
- 文化庁メディア芸術 x 文化財 分散型ミュージアム(中部国際空港、2020年3月9日〜2021年2月9日)[3][4][5]
展覧会の企画・運営
[編集]- 生態系へのジャックイン展(日本庭園「見浜園」、2021年7月〜8月)
- 多層都市「幕張市」設立記念展(千葉市、2020年12月〜2021年1月)
- 文化庁メディア芸術 x 文化財 分散型ミュージアム 中部国際空港(2020年3月)
- 文化庁メディア芸術 x 文化財 分散型ミュージアム 那覇(2020年2月)
- 文化庁メディア芸術 x 文化財 分散型ミュージアム 福岡空港(2020年2月)
- ALIFE Art Award Exhibition 2018「Being There」(日本科学未来館、2018年7月)
- Art Hack Day Exhibition 2018「現れる存在」(日本科学未来館、2018年3月)
- 3331α Art Hack Day Exhibition 2016「生命体としてのテクノロジー」(茅場町の廃ビル、2016年11月)
- 3331α Art Hack Day Exhibition 2015(3331 Arts Chiyoda、2015年9月)
- 世界を変えるデザイン@Trans Arts Tokyo(旧東京電気大学、2012年10月〜11月)
主な著作・執筆
[編集]書籍(共著)
[編集]記事(寄稿)
[編集]- 『WIRED』日本版 VOL.42(コンデナスト、2021年9月16日)[13]
- AXIS Vol.213 40周年特別号(アクシス、2021年9月1日)[14]
- 『WIRED』日本版 VOL.36(コンデナスト、2020年3月13日)[15]
- 連載「人工生命(ALife)とは何か」(Biz/Zine、2017年11月8日)[16]
論文(共著)
[編集]- 「苔を活かした日本型「土」3Dプリンティングによる社会環境彫刻の試み」(2021年10月)[17]
- 「Evolving Acoustic Niche Differentiation and Soundscape Complexity Based on Intraspecific Sound Communication」[18](2020年7月)
- 「ALife as a Tool for Cooperative Society Between People and Machines」(2018年7月)[19]
- 「人間と情報技術の共進化を目指す共創コミュニティALife Lab. の構築」(2017年5月)[20]
主なメディア出演
[編集]TV番組
[編集]- Esprit Japon 青木竜太特集(BSフジ、2021年2月12日)[21]
- 文化資源を発信!メディア芸術を空の玄関口で(BSフジ、2020年3月22日)[22]
- ART×TRIP(MBC every1、2020年1月31日)
- SENSORS(日本テレビ、2015年9月27日)[23]
インターネット番組
[編集]- 第25回文化庁メディア芸術祭 受賞記念講演(東京都港区、2022年9月16日)[24]
- 多層都市「幕張市」設立記念展 年末特番(DOMMUNE、2020年12月30日)[25]
- Art Hack Day~テクノロジー×アートの未来~(DOMMUNE、2017年10月31日)[26]
雑誌・新聞
[編集]- 朝日新聞 2022年9月22日号(株式会社朝日新聞社、2022年9月22日[27]
- 東京新聞 2022年7月16日号(中日新聞東京本社、2022年7月16日)[28]
- 季刊「庭」40周年記念号(No.225)(建築資料研究社、2021年10月1日)
- Sustainable Japan by The Japan Times(ジャパンタイムズ、2021年9月25日)[29]
- AXIS Vol.205(アクシス、2020年5月1日)[30]
脚注
[編集]- ^ a b “WIRED Creative Hack Award 2021”. WIRED_(雑誌). 19 October 2022閲覧。
- ^ a b c d “文化庁メディア芸術祭”. Bio Sculpture. 文化庁. 2022年10月19日閲覧。
- ^ a b “福岡空港”. メディア芸術x文化資源 分散型ミュージアム. 文化庁. 19 October 2022閲覧。
- ^ a b “中部国際空港”. メディア芸術x文化資源 分散型ミュージアム. 文化庁. 19 October 2022閲覧。
- ^ a b “那覇空港”. メディア芸術x文化資源 分散型ミュージアム. 文化庁. 19 October 2022閲覧。
- ^ a b “千の葉の芸術祭”. 千葉市. 19 October 2022閲覧。
- ^ a b “北九州未来創造芸術祭”. 北九州市. 2022年10月19日閲覧。
- ^ a b “「2121年 Futures In-Sight」展”. 21_21 DESIGN SIGHT. 2022年10月19日閲覧。
- ^ a b 『作って動かすALife ―実装を通した人工生命モデル理論入門』オライリー・ジャパン、2018年7月28日。ISBN 978-4873118475。
- ^ “Ars Electronica 2021 Garden TOKYO”. 文化庁. 2022年10月19日閲覧。
- ^ “Next World ExhiVision”. 文化庁. 2022年10月19日閲覧。
- ^ “A-Life|使用Python實作人工生命模型”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “『WIRED』日本版 VOL.42”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “デザイン誌「AXIS」40周年記念特別号(213号)”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “『WIRED』日本版 VOL.36 | Amazon.co.jp”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “人工生命(ALife)とは何か──AIや生物学との違い、「都市デザイン」や「組織」への応用”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “日本画像学会主催4DFF 2021”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “MIT Press | ALIFE 2020: The 2020 Conference on Artificial Life”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “MIT Press | ALIFE 2018: The 2018 Conference on Artificial Life”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “第31回人工知能学会”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “ESPRIT JAPON”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “国内10空港の「分散型ミュージアム」、3月22日にBSフジで紹介”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “日本テレビ SENSORS(2015年9月27日放送2:35 - 3:05)”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “文化庁メディア芸術祭Youtubeチャンネル”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “都市は誰のものなのか?! METACITY Presents 多層都市「幕張市」年末特番スペシャル!!!!!!”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “「Art Hack Day~テクノロジー×アートの未来~」”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “朝日新聞 | 文化庁メディア芸術祭、時代映したが 「多様な分野、評価の場」25回で唐突な終了”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “東京新聞 | 気候変動×アート「向き合うきっかけに」 作品が可視化する自然の力 環境エネ”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “Sustaiable Japan Magazine | Contemporary works show visions of environmental future”. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “AXIS(アクシス) Vol.205 | Amazon.co.jp”. 2022年9月29日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 青木竜太 (@ryuta_aoki_) - X(旧Twitter)
- Ryuta Aoki (@ryuta_aoki_) - Instagram