コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

青木大和

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

青木 大和(あおき やまと、1994年3月9日 - )は、起業家、日本のパラアルペンスキー選手、実業家、東京都出身。

来歴

[編集]
  • 晃華学園小学校法政大学第二中学校を経て、法政大学第二高等学校に入学。入学から4か月後に休学し、アメリカウィスコンシン州へ留学。[1]
  • 2012年、10代の政治関心の向上、および政治参加の拡大を目的とする団体「僕らの一歩が日本を変える。」を設立。同年夏、討論会イベント「僕らの一歩が日本を変える。 高校生100人×国会議員」を議員会館で開催して、話題となる。
  • 2013年、慶應義塾大学法学部政治学科に入学。
  • 2014年10月、僕らの一歩が日本を変える。がNPO法人取得[2]
  • 2016年1月、不慮の事故により脊髄損傷の大怪我を負う。一度は下半身不随の診断を受けるが、リハビリにより歩行できるまでに回復[3]
  • 2016年、コミュニティハウス「アオイエ」事業を立ち上げ、2017年に法人化。同法人・株式会社アオイエの代表取締役を務める[4]。2020年に株式会社アオイエを離れ、同社からスピンオフした株式会社パブリックテクノロジーズの代表取締役に就任。
  • 中学・高校時代にアルペンスキー部に所属していたこともあり、2020年パラリンピック出場を目指し活動を開始[3]
  • 2022年2月8日、2022年北京パラリンピックアルペンスキー日本代表に選出[5]。男子大回転(立位)30位、男子回転(立位)26位。

活動履歴

[編集]
  • 2013年12月27日、高校生の次世代起業家サミットで講演。「“高校生”というブランドを戦略的に使おう」と成功の秘訣を語った[6]
  • 2014年2月から、現代ビジネスで青木大和「絶望世代が見る日本」の連載を開始[7]
  • 2014年1月、きん商の学生起業家輩出プロジェクト「K-POWERS BUSINESS」の選考に合格し、5期生として教育を受ける[8][9]
  • 2014年10月4日、乙武洋匡と一緒に香港民主化デモを見学に香港に入り、朝日新聞に記事として掲載された。[10]

人物

[編集]
  • 小学生の頃からニュースや新聞を読みあさり、うまくいっていない政治を目の当たりにし「自分なら必ず日本を変えることが出来る!」と政治家を志す[11]
  • 2013年からシェアハウス「本郷よるヒルズ」の住民となる。同居人は堀潤などのジャーナリスト[12]
  • 尊敬する人はジョン・F・ケネディ

活動

[編集]

小4を騙る衆議院解散批判サイト

[編集]

2014年11月20日、第2次安倍内閣が同月21日に実施すると決めた衆議院解散への疑問を投げかける内容のウェブサイト「どうして解散するんですか?」が作成された。作成者は「小学4年生の中村」となっていたが、内容から「小学生が作ったとは思えない」との批判が集中し、「僕らの一歩が日本を変える。」が作成したのではないかという疑いの目が多く向けられた。これを受けて青木は11月22日にこれらの行為は自分1人で行ったことであるとして、同サイトおよびツイッターで謝罪し[13][14]、サイト作成を手伝ったTehuも謝罪した[15]。また「僕らの一歩が日本を変える。」は11月23日、団体はこれらの行為に無関係であるとともに、青木が同団体の代表理事を辞任したことを発表した[16]安倍晋三からは「批判されにくい子供になりすます最も卑劣な行為だと思います」と批判された[17]

なお、2022年3月に安倍晋三とパラリンピック代表選手として面会した際には「世界の真ん中で活躍を期待してます」と応援されている[17]

著書

[編集]

共著

[編集]
  • 『僕らの社会のつくり方―10代から見る憲法』 (2014年、遊行社)共著:鈴木崇弘

脚注

[編集]
  1. ^ 【未来の名刺】政界のモンキー•D•ルフィ 青木 大和 [1]
  2. ^ 朝日新聞社 WEBRONZAリ☆パブリカンWho’s Who 2025年のリーダー像を探る [2]
  3. ^ a b 青木大和 (2020年8月28日). “2022年北京冬季パラリンピックへの出場を目指しています”. note. 2021年8月3日閲覧。
  4. ^ 炎上を乗り越え、「動く家」を手がける経営者に。青木大和さんをリツイート!”. ONE CAREER (2019年3月29日). 2021年8月3日閲覧。
  5. ^ “北京パラ・アルペンスキー男子代表に青木大和”. 読売新聞. (2022年2月8日). https://www.yomiuri.co.jp/olympic/paralympic2022/20220208-OYT1T50278/ 2022年2月15日閲覧。 
  6. ^ 高校生のもう一つの放課後「みらいぶ」 『高校生だって起業できる!起業したい高校生にチャンス!高校生の次世代起業家サミット』[3]
  7. ^ 青木大和「絶望世代が見る日本」[4]
  8. ^ 『学生起業家輩出プロジェクト「K-POWERS BUSINESS BRAIN」』第5期生11月1日(金)より募集開始!【株式会社きん商】[5]
  9. ^ 学生起業家輩出プロジェクトK-POWERS BUSINESS BRAIN卒業生 5期生 青木大和[6]
  10. ^ 朝日新聞 2014年10月19日09時38分 「政治に熱気、学生の本気 慶大生が見た香港デモ (原田朱美) 」[7]
  11. ^ 非営利団体MET-next- "僕が若者の代弁者に。僕が日本を変える。"[8]
  12. ^ コリッシュラボ (2013/08/12)「本郷よるヒルズ」、18〜59歳の世代を超えた個性的メンバーで本格始動! [9]
  13. ^ 強気から一転、謝罪へ 炎上していたサイト「どうして解散するんですか?」が正体を告白 自称“小学4年生”はNPO法人代表 - ねとらぼ、2014年11月22日
  14. ^ 2014年11月22日 21:34 (JST) の本人ツイート
  15. ^ 「#どうして解散するんですか?」について - 2014年11月22日
  16. ^ 「#どうして解散するんですか?」の事実関係について - 僕らの一歩が日本を変える、2014年11月23日
  17. ^ a b 大炎上から8年、パラ代表の青木大和、“因縁”の安倍元首相から激励 小学4年生に成りますし「どうして解散するんですか?」騒動 2022年03月06日

参考文献

[編集]
  • 就職ジャーナル 2013年12月25日 9時59分『慶應義塾大学 青木大和さん | ハイパー学生のアタマの中』  [10]
  • ジセダイジェネレーションズ U-25 2013年03月25日 【高校生が政治をやってもいいじゃない!】「僕らの一歩が日本を変える。」代表 青木大和は、戦略と情熱で仲間を増やす! [11]
  • 慶応塾生新聞会 2014年8月19日【走り続ける塾生】法学部2年 青木大和さん [12]
  • アショカ・ジャパン 青木大和[13]

外部リンク

[編集]