霞石
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霞石 | |
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分類 | ケイ酸塩鉱物 |
化学式 | Na3K(Al4Si4O16) |
結晶系 | 六方晶系 |
へき開 | なし |
断口 | 亜貝殻状断口 |
モース硬度 | 5.5 - 6 |
光沢 | ガラス光沢・樹脂光沢 |
色 | 白色、黄色、 |
条痕 | 白色 |
比重 | 2.6 - 2.7 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
霞石(かすみいし、nepheline、ネフェリン)は鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。準長石に属する。塩酸などの強酸に入れると白濁することから、ギリシャ語の νεφέλη(「雲」)にちなみ命名された(日本語の語源も霞からである)。
化学組成は (Na,K)AlSiO4とされていたが、カリウムが必須であることが判明し、2018年にNa3K(Al4Si4O16)に変更された。六方晶系だが、結晶は極めてまれに小さなものが産出する。
霞石閃長岩、響岩などに産し、石英などのSiO2 鉱物とは共生しない。そのため、珪酸に富んだ地質である日本列島にはほとんど産出しないが、島根県浜田市の黄長石霞石玄武岩は、日本で産出する事実上唯一の霞石であり、同市の露頭は天然記念物に指定されている。日本周辺では朝鮮半島などで産出する。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 黒田吉益・諏訪兼位 『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』 共立出版、1983年、ISBN 4-320-04578-5。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
外部リンク
[編集]- Nepheline(mindat.org)
- Nepheline Mineral Data(webmineral.com)
- 霞石(かすみ石)(iStone)