電脳炎
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電脳炎 | |
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ジャンル | 4コマ漫画 |
漫画 | |
作者 | 唐沢なをき |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | ビッグコミックオリジナル |
レーベル | ビッグコミックススペシャル |
発表期間 | 1997年6月 - 2007年7月 |
巻数 | 6巻まで |
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『電脳炎』(でんのうえん)は唐沢なをき作のギャグ4コマ漫画。小学館の漫画雑誌「ビッグコミックオリジナル」にて連載された。
概要
[編集]『ビッグコミックオリジナル増刊』1997年5月号に読み切りとして掲載され、『ビッグコミックオリジナル』本誌6月20日号より連載開始。2007年8月5日号にて完結。
パソコンやITにまつわる当時のニュースや話題、それらにはまっている人、嫌いな人、振り回される人、利用する人、破壊する人などの生活や日常や事件を描く。
2000年、第46回文藝春秋漫画賞を受賞。選考委員たちからは、「パソコンの解らない人には面白さが解らない」と評価されたものの受賞した[1]。
主な登場人物
[編集]- 課長
- 最も登場頻度が高い、実質的主人公。パソコンが大嫌いで、会社や生活の急速な電子化に翻弄される。パソコンが苦手なところは作者がモデルとなっている[1][2]。
- OA仮面
- 現代のハイテク社会でいい気になっている人がいると、どこからともなくやって来て、文字通りの意味で鉄槌を下す怪人。「OA」とはオフィス・オートメーションの略で、連載開始当時に流行していた言葉。
単行本
[編集]第3巻までは、「ウィン版」及び「マック版」と称した2種類が刊行された。漫画本編は全く同一で、巻末のパソコンに関するコラムページの内容が異なる。第4巻以降は1種類のみ刊行され、「ハイブリッド版」と表記されている。4コマ漫画という形式のため、一般的な単行本より細長い新書サイズである。
刊行は第6巻までで中断されている。
- 1999年3月発売 ウィン版 ISBN 4091857965 / マック版 ISBN 4091857914
- 2000年2月発売 ウィン版 ISBN 4091857973 / マック版 ISBN 4091857922
- 2001年7月発売 ウィン版 ISBN 4091857981 / マック版 ISBN 4091857930
- 2003年5月発売 ISBN 4091857949
- 2004年6月発売 ISBN 4091857957
- 2005年10月発売 ISBN 409185799X
脚注
[編集]- ^ a b 文藝春秋編『文藝春秋漫画賞の47年』文藝春秋、2002年、ISBN 4-16-321510-7 、429-430頁
- ^ 中野渡淳一『漫画家誕生 169人の漫画道』新潮社、2006年、ISBN 4-10-301351-6 、296-297頁