離別
「離別(イビョル)」 | |
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パティ・キムの楽曲 | |
リリース | 1973年[1] |
規格 | レコード |
ジャンル | 大衆歌謡 |
作詞者 | 吉屋潤 |
作曲者 | 吉屋潤 |
「離別」(이별、イビョル)は、韓国の女性歌手パティ・キムが歌った楽曲。作詞・作曲は吉屋潤。吉屋のセルフカバーの他、数多くのカバー・バージョンが存在する。1972年制作、1973年発表。
解説
[編集]パティと結婚後、海外に演奏旅行に立ち、ジャズの勉強のため単身ニューヨークに渡った吉屋が、韓国に帰国した妻への思いを込めて制作した。「山超え」・「海の彼方」などの歌詞の表現から故郷の北朝鮮への望郷も含まれているとの解釈もある[3]。
夫婦の別れを暗示した同曲を発表した1973年の9月に吉屋とパティは離婚している[4]。
1970年代の韓国歌謡を代表する曲として台湾、中国など海外でも人気があり、李成愛を始めとする来日韓国人歌手の多くが日本市場向けに日本語カバーを発表した[3]。
吉屋自身による訳詞の他に、山口洋子、なかにし礼による日本語詞がある[5]。※ 山口版のタイトルは「離別(わかれ)」、なかにし版のタイトルは「忘れはしないでしょう」。
1989年(平成元年)、第40回NHK紅白歌合戦において、初出場のパティにより歌唱された[6]。
2013年10月の引退コンサートでは、アンコールで1万人の観客とゲストとともに合唱した[7]。
金正日の愛唱歌の一つであり、北朝鮮の大衆にも広く知られている[8][9]。1999年12月に平壌で開催された「2000年平和親善音楽会」でパティが歌唱した[10]。また、2018年2月に韓国の江陵市で行われた北朝鮮の楽団「三池淵管弦楽団」の公演でも演奏された[11]。
パティは、1995年に亡くなった吉屋の葬儀の際に、葬儀委員長から追悼のため歌って欲しいと懇願されたが、「最後まで歌う自信がない」と断り、代わりに軽快な曲調の「ソウル讃歌」を歌った[12]。
脚注
[編集]- ^ 韓国音楽著作権協会データ
- ^ ‘불후의명곡’ 케이윌, 돌아온 발라드의 왕자, 패티김 ‘이별’ 열창 - テンアジア 2015年3月7日
- ^ a b 工藤ゴウ 吉屋潤の想い出②~金正日の愛唱した名曲「離別(이별イビョル)」 - oocami 2011年12月20日
- ^ 東亜日報 1973年9月5日号
- ^ JASRACデータ
- ^ 紅白歴代外国人歌手の出演 東方神起、Sボイル、Cローパー等 - NEWSポストセブン、2014年12月21日
- ^ 마지막 앙코르곡 ‘이별’ 패티김도 관객도 울었다 - 京郷新聞、2013年10月27日
- ^ 북 예술단이 부르는 'J에게'…남한 노래 선곡 배경은? - JTBC、2018年2月9日
- ^ 패티김 “北김정일 위원장 앞에서 ‘이별’ 부르고파” - 東亜日報、2008年3月24日
- ^ 毎日経済1999年(平成11年)12月31日号
- ^ 北側芸術団の公演、「うれしいです」で盛り上がり「Jへ」で一つになった - ハンギョレ、2018年2月9日
- ^ 길옥윤 패티김의 사랑과 이별 - redian 、2014年3月20日