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雞知川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
雞知川
水系 二級水系 雞知川
種別 二級河川
延長 5.311 km
平均流量 -- m3/s
(--)
流域面積 6.50 km2
水源 雞知ダム
水源の標高 100 m
河口・合流先 日本海(雞知浦)
流域 長崎県対馬市
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雞知川(けちがわ)は、長崎県対馬市を流れる二級河川雞知川水系本流の河川である。流域は壱岐対馬国定公園の区域に指定されている。

概要

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雞知ダムに注ぐ各渓谷を集め、標高141.7mの中山[1]に沿い流れ雞知浦(日本海)に流入する。河川整備により河川内に降りることができ、水遊びや散策、ランニングができる[2]

歴史

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雞知浦付近には国指定史跡根曽古墳群がある。

1928年(昭和3年)9月18日、満潮時の豪雨で川の水が溢れ、雞知町内で水深が胸を浸すほどになった[3]。当時置かれていた陸軍の鶏知重砲兵大隊の営所も浸水し[4]、砲兵部倉庫に保管されていた兵器類の損失も多かった[3]

雉鳴水源の森

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雞知ダム上流山域に広がる森林で、雉鳴水源の森として水源の森百選に指定されている[5]

山岳 面積(ha) 標高(m) 人工林(%) 天然林(%) 主な樹種 制限林 種類 流量(m3/日)
紅葉山 140 50~290 100 0 ヒノキスギ 水源かん養保安林    ダム貯水(雞知ダム)   600

全てが針葉樹林植林帯であり、1909年明治42年)国有林から払い下げを受け、途中伐採等もあったが現在は50年以上も続く美林と成長した。雞知ダムの水源林の役割を担っている。

  • 所在地:長崎県対馬市美津島町雞知字山口カケヒナタ[6](データは指定年1995年平成7年)7月

脚注

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  1. ^ 地理院地図 - 長崎県対馬市美津島町雞知「中山」(国土地理院
    ※雞知はJIS2004指定漢字を含むため、地理院地図サイト内では知あるいは知と表記している場合がある。
  2. ^ ふれあい水辺「鶏知川」長崎県河川課
  3. ^ a b 『対馬要塞司令部歴史」「昭和3年」 アジア歴史資料センター Ref.C14111018000 、リンク先の9コマめ。
  4. ^ 『鶏知重砲兵連隊歴史』、「創立第30年 昭和3年」 アジア歴史資料センター Ref.C14111011800 、56頁。リンク先の2コマめ。
  5. ^ ながさき水源の森「雉鳴水源の森」長崎県
  6. ^ 指定当時は下県郡美津島町大字雞知字山口カケヒナタ。

関連項目

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