雑賀みか
さいか みか 雑賀 みか | |
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生誕 |
1964年12月6日(59歳) 日本 神奈川県横浜市 |
出身校 | 桐朋学園短期大学演劇科 |
職業 | 実業家、会社社長、元タレント |
雇用者 | 株式会社エンタークリエイション |
雑賀 みか(さいか みか[1]、本名:雑賀 美佳(さいか みか)、1964年12月6日[1] - )は、日本の元タレント。現在は株式会社エンタークリエイション代表取締役社長。
来歴・人物
[編集]3人姉妹の末っ子[1]。小学5年生の時に母親の勧めでNHK東京放送児童劇団に所属、高校3年生まで在籍[2][3]。同劇団に所属していた当時『明るいなかま』(NHK教育)などに出演していた[2]。高校生時代の部活は演劇クラブ[3]と落語研究部[2]。小学生・中学生時代にはスイミングクラブに通ってアーティスティックスイミングをやっており、小谷実可子は同じスイミングクラブの後輩で、小谷と同じ先生の指導を受けていた[1][3][4]。また子供の頃から人を笑わせることが好きで、友達相手に学校の先生の物真似や変な顔を披露していた[1]。
桐朋学園短期大学演劇科卒業[3]。桐朋に入った理由は、ファンだった大竹しのぶの影響もあった[2]。短大卒業後1985年に劇団俳優座に入団するも、1年後の1986年に退団[5](当時からキャラクターが強すぎたところもあって「うちのカラーに合わない」としてクビになった、とも話している[3][4])。同じく1986年には、東映太秦映画村「ミス映画村」関東代表、「ミス着物」ファイナリストに選ばれている[5]。
24歳の時の1989年に、フジテレビ主催の『おもしろマドンナコンテスト』に出場。2,826人の応募者の中からグランプリに選ばれ、「おもしろマドンナ」としてフジテレビの番組キャンペーンガールなどで芸能活動を開始[3][4]。両親から「24歳までに芽が出なかったらあきらめろ」と言われていたとのことで、この年の12月6日で25歳になるということもあってこれが最後の挑戦と決めて「これで駄目だったら普通のOLになろうと思っていた」という[1][3][4]。しかし、このコンテストに応募したのは本人ではなく母親だった[6]。
持ち芸は「顔面七変化」[4]「百面相」[7]と言われ、「急にゾンビに取り憑かれてしまった女子大生」[1]「前世がマネキン人形だった女性が、路上でお金を見つけた時のポーズ」[1]「ドナルドダックの顔真似」[1](派生ネタとして「ドナルドダックの霊に取り憑かれた女子大生」[7])、「大っきな顔芸」[2]などがあり、「古村比呂の顔真似」も披露したことがある[1]。
「ポスト山田邦子」と期待され、山田とも「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」、エーザイ「ザーネクリーム」CMで共演[8][1]。「東京ストーリーズ」(フジテレビ)1989年11月2日放送「モーニングコールガール」ではドラマ主演を務める[9]。デビュー当初は雑誌などの取材も多いなど注目が高いこともあったが、1年ほどでメディアでの露出も激減する[8]。
1991年には「有限会社ザ・ミスフィッツ」を設立し、舞台公演、イベントの企画製作を手掛けた他[5]、短大時代の同窓生だった滝沢充子、中村倫子と劇団「the Misfits」(ザ・ミスフィッツ)を立ち上げる。以後多くのミュージカル公演に出演[5]。1998年にはNHK児童劇団にてダンスレッスンを受託され、振付チームのメンバーとしても参加[5]。1999年には映画「SHOGUN COP」(東京国際ファンタスティック映画祭出品作品)に、滝沢充子と共にプロデューサーとして参加[5]。
2001年には「有限会社コミ・デ」を設立して代表取締役に就任。ソフトウェアの企画を手掛け、マンガ閲覧ソフト「コミックディレクター」の販売、WEBマンガ図書館「コミディ」の運営を行う[10][5]。2007年にはコミ・デを「株式会社エンタークリエイション」に組織変更[5]、パーティ、イベント、婚活などの業界で、婚活パーティの司会者などで活動。「カリスマ司会者」「スパルタ社長」とも言われている[8]。一方で芸能事務所・レプロエンタテインメントに演出・振付指導チームとして、演歌歌手・美月優の振付チームとしてそれぞれ参加、ミュージカルの舞台企画制作を手掛けるなど引き続きエンターテインメント界で活動[5]。その近況が2017年5月26日放送「爆報! THE フライデー」(TBS)などで伝えられた[8]。
出演
[編集]テレビバラエティ
[編集]- 邦ちゃんのやまだかつてないテレビ(フジテレビ)
- 夢で逢えたら(フジテレビ)
- 森田一義アワー 笑っていいとも!(フジテレビ)[3]
- おはよう!ナイスデイ(フジテレビ)[5]
- 生島ヒロシのおいしいフライパン(フジテレビ)[5]
- 水10!(フジテレビ)- 2002年6月12日「成功した女社長」特集に出演[5]。
- 爆報! THE フライデー(TBS)- 2017年5月26日、近況が伝えられる[8]。
テレビドラマ
[編集]CM
[編集]舞台
[編集]([5]より)
- 心 ― わが愛 (1985年 加藤剛主演、加藤の許婚役)
- たすけて (1986年 俳優座公演)
- シェルブールの雨傘 (1986年 仙道敦子主演)
- ヤッホ・ヤッホー! (1989年 ミュージカル、主演)
- それ (1990年 ミュージカル)
- マリーが好き (1990年・1992年(再演) ミュージカル、デュバリー夫人 役)
- Mama, I Love You! (1991年 ミュージカル、ライラ 役)
- カレンダーガール (1991年 ミュージカル、主演)
- それ行けフーリル島 (1991年 ミュージカル、マンボマンボ 役)
- Pink Bath (1991年 ミュージカル、ジェーン・マンスフィールド 役)
- XYX (1992年 ミュージカル、主演)
- イースターパレード (1992年 ミュージカル、ナムコ・ワンダーエッグにて公演)
- ゲーム・オブ・ラヴ (1992年 ミュージカル)
- リベンジ・オブ・ザ・ジューンブライド (1993年 ミュージカル、珠子 役)
- 胸がなくても (1993年 ミュージカル、芸術文化振興基金助成作品)
- 愛真実・クリスマスショー (1993年 ミュージカル)
- フーリル島だよ全員集合 (1994年 ミュージカル)
- ザ・ビースト (1994年 ミュージカル、芸術文化振興基金助成作品)
- ザ・ビーストVer.2 (1995年 ミュージカル)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m SPA!(扶桑社)1989年10月11日号 p.4
- ^ a b c d e f 月刊明星 1990年1月号 p.129「90年代、この3人がTVをおもしろくする」
- ^ a b c d e f g h FRIDAY(講談社) 1989年10月20日号 p.22 - 23
- ^ a b c d e 週刊宝石 1989年11月2日号 p.34 - 35
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 株式会社エンタークリエイションHP「雑賀美佳プロフィール」
- ^ “爆報!THEフライデー♪”. サイミカのおもしろMADONNA (2017年5月26日). 2017年5月31日閲覧。
- ^ a b 月刊現代(講談社)1989年12月号 雑賀みか記事
- ^ a b c d e “爆報!THE フライデー 2017年5月26日(金)”. gooテレビ (2017年5月26日). 2017年5月31日閲覧。
- ^ テレビドラマデータベース「モーニングコールガール」
- ^ ビジネス道場メールマガジン vol.212 2002.07.24(2017年5月31日閲覧)