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雑賀崎台場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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雑賀崎台場
和歌山県
別名 カゴバ台場
城郭構造 台場
天守構造 なし
築城主 紀州藩
築城年 18世紀後半-19世紀前半
主な城主 紀州藩
廃城年 不明
遺構 土塁石垣、石積み遺構
指定文化財 和歌山県指定史跡[1]
位置 北緯34度11分37.1秒 東経135度08分23.6秒 / 北緯34.193639度 東経135.139889度 / 34.193639; 135.139889 (雑賀崎台場)座標: 北緯34度11分37.1秒 東経135度08分23.6秒 / 北緯34.193639度 東経135.139889度 / 34.193639; 135.139889 (雑賀崎台場)
地図
雑賀崎台場の位置(和歌山県内)
雑賀崎台場
雑賀崎台場
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雑賀崎台場(さいかざきだいば)は、和歌山県和歌山市雑賀崎字長尾西原にあった紀州藩が設置した砲台。和歌山県指定史跡[2]

概要

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紀伊水道を望む「トンガの鼻」と呼ばれるに築かれた台場(砲台)で、江戸時代末期に増加する外国船出現からの沿岸部防衛のために築かれた。

2007年(平成19年)から2014年(平成26年)までに3次の発掘調査が行われており、台場外縁の土塁や、土塁下の石垣などが調査されている[3]。2007年(平成19年)の調査では、土塁に囲まれた中央部に平面V字状を呈する石積みの遺構が確認された[4]。このような遺構は他に類例がなく、砲台に関する何らかの施設と見られるが詳細はよく解っていない[1]

2010年(平成22年)4月20日に県の史跡に指定された[2]。現地は市民公益活動団体「トンガの鼻自然クラブ」が草刈りや道路整備などの管理を行っている[5]

脚注

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  1. ^ a b 「和歌山市の文化財・遺跡」和歌山市公式HP
  2. ^ a b 「県指定文化財・記念物」和歌山県公式HP
  3. ^ 公益財団法人和歌山市文化スポーツ振興財団 2016
  4. ^ 和歌山市教育委員会・財団法人和歌山市都市整備公社 2009
  5. ^ 「市民公益活動団体データベース」和歌山市公式HP

参考文献

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関連項目

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