雄っぱい
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雄っぱい(おっぱい)は、男性の胸部が、肉厚の筋肉でがっちりしている様子を示す、俗語である[1]。ボーイズラブのジャンルにおいて定着した用語となっている[2]。
概要
[編集]本来は「胸板」と呼ばれる部分だが、逞しい大胸筋の影響で「胸の谷間」ができるなど、女性の「おっぱい」に対比して用いられることが多い[1]。発祥はインターネットスラングで、創作表現にてジャンルを確立して愛好者が現れた[1]。ピクシブ百科事典では、「男性の胸部が強調され、胸板より色気や肉厚が強い場合に、『雄っぱい』というタグが付けられる」と説明されている[3]。従来ボーイズラブでは男性の胸、乳首の描写は軽視されがちであったが、「雄っぱい」はそれらを重視した表現・プレイ描写を創出している[2]。一方で、浅葉ケント『おっぱい男子』(2017年、秋水社)が東京都の不健全図書に指定されるなど、「雄っぱい」の描写がわいせつなものとして扱われる事例も増えている[2]。
トレーニングで筋肉を鍛えている男性たちの間でも用いられる[3]。大胸筋をバランスよく鍛えることで、現実に「雄っぱい」を作ることが可能である[3]。豊満な男性の80%が、誰かから『雄っぱい』を揉まれた経験もある[4]。英語では「moobs」と呼ばれ[1][4]、2016年にはオックスフォード英語辞典にも収録された[4][5]が、女性化乳房と混同されることがある。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参照資料
[編集]- 稀見理都『エロマンガ表現史』太田出版、2017年11月2日。ISBN 978-4778315924。