障害物表示灯
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障害物表示灯(しょうがいぶつひょうじとう)とは主に黄色点滅光により障害物の存在を警告されるものである。ブリンカーライトとも呼ばれる。
概要
[編集]道路分岐部・中央分離帯・橋脚などの道路交通の障害物となる場所に衝突や接触を防止するために設置される[1]。
発光色も黄色が主流であるが、白や赤に点灯するものも製造されている[2]。規格として統一されておらずメーカーによって様々な種類のものがあり、ランプの配置によって一体型と分離型に分かれ、更に光源のなるランプも電球式とLED式に分かれる[2]。ランプの数は1・2・4とあるが[3]、一般的にはランプの数は2である[2]。ランプ部の直径は標準で200 mm(ミリメートル)ほど[4]。外観は鋼板を黄色または緑色に塗装したものが一般的であるが[3]、黒色や茶色、黒色と黄色のストライプとなったものなどがある[2]。ソーラーパネルを取付けて太陽光発電に対応したものもある[4]。
警察が設置・管理する交通信号機とは違い道路管理者が設置するものであり、減速や一時停止などの義務を伴わない[4]。
積雪寒冷地では積雪や結氷によらず機能を持たせるため積雪深や堆雪高を考慮した設置が行われる[5]。
脚注
[編集]- ^ 日本道路協会 1984, p. 48.
- ^ a b c d “ご存じですか? 中央分離帯や分岐地点にある「黄色い箱の信号機っぽいやつ」の名前”. ねとらぼ (ITmedia). (2020年6月19日) 2022年11月13日閲覧。
- ^ a b 日本道路協会 1984, p. 47.
- ^ a b c 藤田竜太 (2021年5月15日). “まるで黄色しかない信号! 中央分離帯で見かける「交互に点滅するライト」の正体とは”. WEBCARTOP 2022年11月13日閲覧。
- ^ 日本建設機械化協会 1988, p. 309.
参考文献
[編集]- 日本道路協会『視線誘導標設置基準・同解説』丸善出版、1984年10月11日。ISBN 4-88950-106-1。
- 日本建設機械化協会『新編 防雪工学ハンドブック』(改定版)森北出版、1988年3月29日。ISBN 4-627-48081-4。