緑閃石
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緑閃石(アクチノ閃石) | |
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分類 | ケイ酸塩鉱物 |
化学式 |
Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2 (Mg/(Mg+Fe)=0.5-0.9) |
結晶系 | 単斜晶系 |
へき開 | 二方向に完全 |
モース硬度 | 6 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 緑色、暗緑色 |
条痕 | 白色 |
比重 | 3.1 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
緑閃石(りょくせんせき、actinolite、アクチノライト)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種で、Ca角閃石に属する。透緑閃石(とうりょくせんせき)、アクチノ閃石(あくちのせんせき)[1]、陽起石(ようきせき)[2]ともいう。
化学組成は Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2 (Mg/(Mg+Fe)=0.5-0.9) で、鉄(Fe)をほとんど含まないと透閃石になる(Mg/(Mg+Fe)=1.0-0.9)。マグネシウム(Mg)よりも鉄(Fe)が多いものは鉄緑閃石(ferro-actinolite)。
成分により灰白色から緑色。マグネシウムを多く含むものは灰白色で、鉄が多くなると緑色が強くなる。比重3.1、モース硬度6。単斜晶系。
脚注
[編集]- ^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。(J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター)
- ^ 「陽起石」は角閃石のなかまであることが分かりづらいので、最近ではあまり使われない。
- ^ 河合 勝 (2008年3月). “日本古典奇術「胡蝶の舞」について” (PDF). 愛知江南短期大学 (『愛知江南短期大学 紀要 第37号』). 2015年7月9日閲覧。
参考文献
[編集]- B.E. Leake et al., "Nomenclature of amphiboles: report of the Subcommittee on Amphiboles of the International Mineralogical Association, Commission on New Minerals and Mineral Names", The Canadian Mineralogist, Vol. 35, pp. 219-246, 1997. PDF
- 松原聰監修 『鉱物カラー図鑑』 ナツメ社、1999年、ISBN 4-8163-2693-6。
- 松原聰・宮脇律郎 『国立科学博物館叢書5 日本産鉱物型録』 東海大学出版会、2006年、ISBN 978-4-486-03157-4。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Actinolite(mindat.org)
- Actinolite Mineral Data(webmineral.com)
- Amphiboleグループ(地球資源論研究室)