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緑閃石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
緑閃石(アクチノ閃石)
緑閃石
緑閃石
分類 ケイ酸塩鉱物
化学式 Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2
(Mg/(Mg+Fe)=0.5-0.9)
結晶系 単斜晶系
へき開 二方向に完全
モース硬度 6
光沢 ガラス光沢
緑色、暗緑色
条痕 白色
比重 3.1
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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緑閃石(りょくせんせき、actinolite、アクチノライト)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種で、Ca角閃石に属する。透緑閃石(とうりょくせんせき)、アクチノ閃石(あくちのせんせき)[1]陽起石(ようきせき)[2]ともいう。

化学組成は Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2 (Mg/(Mg+Fe)=0.5-0.9) で、(Fe)をほとんど含まないと透閃石になる(Mg/(Mg+Fe)=1.0-0.9)。マグネシウム(Mg)よりも鉄(Fe)が多いものは鉄緑閃石(ferro-actinolite)。

成分により灰白色から緑色。マグネシウムを多く含むものは灰白色で、鉄が多くなると緑色が強くなる。比重3.1、モース硬度6。単斜晶系

緑色片岩などの変成岩中に含まれることが多い。

江戸時代には、胡蝶の舞の仕掛けに使われた[3]

脚注

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  1. ^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。(J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター
  2. ^ 「陽起石」は角閃石のなかまであることが分かりづらいので、最近ではあまり使われない。
  3. ^ 河合 勝 (2008年3月). “日本古典奇術「胡蝶の舞」について” (PDF). 愛知江南短期大学 (『愛知江南短期大学 紀要 第37号』). 2015年7月9日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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