陸前高田市役所
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陸前高田市役所 | |
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情報 | |
用途 | 陸前高田市行政の中枢施設 |
設計者 | NTTファシリティーズ東北支店[1] |
施工 | 日本住宅・長谷川建設特定共同企業体[1] |
建築主 | 陸前高田市 |
事業主体 | 陸前高田市 |
管理運営 | 陸前高田市 |
構造形式 | RC造[2] |
敷地面積 | 約12,000 m2 |
建築面積 | 923.4 m² |
延床面積 | 5,607.01 m² |
階数 | 7階+屋上 |
高さ | 33.1 m |
着工 | 2019年2月[3] |
竣工 | 2021年4月18日[1] |
所在地 |
〒029-2292 岩手県陸前高田市高田町字下和野1番地 |
陸前高田市役所(りくぜんたかたしやくしょ)は、岩手県陸前高田市高田町に所在する、陸前高田市の行政執行機関としての事務を行う施設である。
2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災の津波により全壊し、同年5月より市内の高台に設置した4棟のプレハブ仮庁舎で業務を行っていた。2021年(令和3年)4月18日、旧庁舎より700メートル内陸側に現庁舎が完成し[4]、5月6日より業務を開始した[5]。
概要
[編集]現庁舎
[編集]所在地:岩手県陸前高田市高田町字下和野1番地[6]
高田小学校が移転した跡地を海抜17 mにかさ上げして設置されている。鉄筋コンクリート造地上7階建て。備蓄倉庫を備え、災害時にも対応可能にしている[2]。
新庁舎建設にあたり、設置場所の候補として「高田町の高台」「高田小移転跡地」「仮設庁舎と同じ場所」の3つが挙がっていた。高田小は震災時に津波で浸水している土地であり、2013年に実施された市民対象のアンケートでは「仮設庁舎と同じ場所」を望む意見が最多であった[7]が、仮設庁舎の場所は土地確保や交通の安全面から本設庁舎の建設が困難であるとして、最終的に「高田小移転跡地」が選定された[8]。
仮設庁舎
[編集]所在地:岩手県陸前高田市高田町字鳴石42-5
- 1号棟 - 会計課・税務課・総務課・財政課・市長室
- 2号棟 - 商工観光課・学校教育課・社会福祉課・健康推進課
- 3号棟 - 市議会
- 4号棟 - 農林課・水産課・都市計画課・建設課・復興対策局
旧庁舎
[編集]所在地:岩手県陸前高田市高田町字館の沖110
現在この場所にはJR大船渡線BRTの陸前高田駅がある[9]。
沿革
[編集]- 1958年(昭和33年) - 旧庁舎が竣工[10]。
- 2011年(平成23年)
- 3月11日 - 東日本大震災の津波により庁舎が全壊。職員111人が死亡[4]。
- 5月16日 - プレハブ庁舎で業務再開。
- 2017年(平成29年)6月9日 - 新庁舎の位置が旧高田小学校移転跡地に決定[8]。
- 2021年(令和3年)
アクセス
[編集]- JR大船渡線BRT 陸前高田駅から北に約700 m
- 三陸沿岸道路 陸前高田インターチェンジから約1.7 km
脚注
[編集]- ^ a b c “陸前高田市役所新庁舎の竣工式が執り行われました”. 日本住宅株式会社 (2021年4月19日). 2021年10月31日閲覧。
- ^ a b “陸前高田市庁舎新築工事基本設計概要” (PDF). 陸前高田市. 2021年10月31日閲覧。
- ^ “陸前高田の新市庁舎 建築着々 上棟祭、完成は来年3月”. 岩手日報 (岩手日報社). (2020年11月8日) 2021年10月31日閲覧。
- ^ a b c “陸前高田市の新庁舎完成…津波被災の小学校跡地を盛り土で5メートルかさ上げ”. 読売新聞 (読売新聞社). (2021年4月18日) 2021年10月31日閲覧。
- ^ a b “陸前高田市、新庁舎で業務開始 旧庁舎は津波で全壊”. 河北新報 (河北新報社). (2021年5月6日). オリジナルの2021年5月6日時点におけるアーカイブ。 2021年10月31日閲覧。
- ^ “陸前高田市役所位置設定条例”. 陸前高田市. 2021年10月31日閲覧。
- ^ “「安心か、賑わいか」市庁舎再建で割れる意見/陸前高田市”. IBC岩手放送. (2016年12月7日) 2021年10月31日閲覧。
- ^ a b “新庁舎は「高田小跡地」に、賛成14 反対3で関係条例案を可決/陸前高田市議会”. Web東海新報 (東海新報社). (2017年6月9日) 2021年10月31日閲覧。
- ^ “駅の情報(陸前高田駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道株式会社. 2021年10月31日閲覧。
- ^ “市制施行60年のあゆみ” (PDF). 広報りくぜんたかた (陸前高田市) No. 972. (2015-11) .