陰鬱な美青年
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著者 | ジュリアン・グラック |
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原題 | Un beau ténébreux |
翻訳者 | W. J. Strachan |
カバー デザイン | Gertrude Houston (pictured) |
国 | フランス |
言語 | フランス語 |
出版社 | José Corti |
出版日 | 1945 |
英語版出版日 | 1950 (publ. New Directions) |
『陰鬱な美青年』(いんうつなびせいねん、英語:A Dark Stranger、フランス語: Un beau ténébreux) は、1945年に出版されたジュリアン・グラックの二作目の長編小説。
出版背景
[編集]第二次世界大戦に従軍したグラックは、1940年から翌年にかけて、ドイツ軍の捕虜となり、シレジアの収容所に収容されていた。その間、空腹に悩まされつつ『陰鬱な美青年』を構想したという[1]。結核の疑いなどもあり釈放されたグラックは、フランスに帰還後、本格的な執筆を開始した。1945年、フランスが解放された後に、ジョゼ・コルティから出版された[2]。
あらすじ
[編集]夏のブルターニュの海辺のホテル。語り手ジェラールは、ランボーの熱心な研究者で、ヴァカンスを過ごしにホテルを訪れていた。同様にホテルで過ごす若い男女の間で、閉鎖的かつ複雑な人間関係が形成されていく。そこに、死に取り憑かれた謎めいた美青年アランが現れ、ホテルの人間関係は微妙に変化を見せ始める。やがて秋になるころ、ホテルでは仮面舞踏会が催される。その直後、アランは自死を遂げるのだった。
脚注
[編集]- ^ A dark stranger (Book, 1950). OCLC 220772907 2015年4月17日閲覧。
- ^ A dark stranger (Book, 2009). OCLC 316434065 2015年4月17日閲覧。
参考文献
[編集]外部リンク
[編集]- A Dark Stranger at the French publisher's website
- A Dark Stranger at the British publisher's website