院拝礼
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院拝礼(いんのはいれい)は、正月の初めに摂関以下が院の下に参入して拝礼する儀式。
院御所の庭上に摂関以下の公卿が1列、殿上人が1列、六位官人が1列の形で列立し、院の前で拝舞の礼を行う。元日(1月1日)に行われる天皇に対する小朝拝に相当する儀式で、通常は小朝拝の直前もしくは直後に行われるが、稀に2日・3日にずらして実施されることもあった。
院政期に入ると、治天の君である院への院拝礼が、天皇への小朝拝よりも重要視されるようになった。
参考文献
[編集]- 土田直鎮「院拝礼」(『日本史大事典 1』(平凡社、1992年)ISBN 978-4-582-13101-7))
- 橋本義彦「院拝礼」(『平安時代史事典』(角川書店、1994年) ISBN 978-4-040-31700-7