阿野実治
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時代 | 室町時代中期 |
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生誕 | 明徳4年(1393年)? |
死没 | 文安6年2月11日(1449年3月5日) |
官位 | 従三位、権中納言 |
主君 | (護聖院宮→)後花園天皇 |
氏族 | 阿野家 |
父母 | 父:阿野公為 |
兄弟 | 実治、季遠 |
子 | 公済、公煕 |
阿野 実治(あの さねはる)は、室町時代中期の公卿。権中納言・阿野公為の子。官位は従三位・権中納言。
経歴
[編集]祖父・阿野実為と父が南朝方公卿であった縁から、初め護聖院宮の近臣として奉公していた。永享初年には侍従であったが、6代将軍・足利義教の方針によって宮家が断絶させられると、朝廷にて召し使われるようになる。永享9年(1437年)3月左近衛少将に任官、8月正五位下から従四位下に叙され、左近衛中将に転任した。永享10年(1438年)3月美濃介となり、永享11年(1439年)1月従四位上、嘉吉2年(1442年)正四位下に進む。
文安3年(1446年)3月参議として公卿に列し、文安4年(1447年)3月伊予権守と右近衛中将を兼任する。12月従三位に昇叙され、同5年(1448年)1月権中納言に任じられたが、翌文安6年(1449年)2月11日、病のために薨去した。享年57か。
系譜
[編集]- 父:権中納言阿野公為
- 母:不詳
- 妻:不詳
- 男子:公済
- 男子:阿野公煕
参考文献
[編集]- 『阿野家譜』(東京大学史料編纂所蔵)
- 橋本政宣編『公家事典』吉川弘文館、2010年。ISBN 9784642014427。