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阿部晋也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
阿部 晋也
カーリング選手
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 北海道常呂郡常呂町(現北見市
生年月日 (1980-01-06) 1980年1月6日(44歳)
身長 177 センチメートル
チーム
所属 北海道コンサドーレ札幌カーリングチーム
スキップ 清水徹郎
サード 阿部晋也
セカンド 大内遥斗
リード 敦賀爽太
リザーブ 敦賀信人
所属歴
2018–現在 北海道コンサドーレ札幌カーリングチーム
世界選手権
4人制
出場大会
最高成績 4位 (2019)
ミックスダブルス
出場大会
最高成績 19位
パシフィックアジア選手権
4人制
出場大会
最高成績 11位 金メダル (2018)
日本選手権
4人制
優勝
獲得メダル
カーリング
日本の旗 日本代表
パシフィックアジア選手権
金メダル - 1位 2018 江陵 4人制
銀メダル - 2位 1996 シドニー 4人制
銀メダル - 2位 2019 深圳 4人制
2020年2月20日現在
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阿部 晋也(あべ しんや、1980年1月6日 - )は、日本カーリング選手、指導者。北海道コンサドーレ札幌カーリングチーム所属。

経歴

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北海道常呂郡常呂町(現北見市常呂町)生まれ。小学校1年生の頃に常呂町にカーリング専用リンクができたことをきっかけにカーリングを始める[1]。オリンピック3大会出場の小笠原歩船山弓枝常呂中学校の1年先輩にあたる。

1996年、日本カーリング選手権大会に敦賀信人らとチーム「アイスマン」として出場し、自身初優勝[2]

コーチ時代 

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2005年チーム青森のコーチに就任。 2006年トリノオリンピック[3]2010年バンクーバーオリンピック[4]の女子代表コーチを務める[5]

2012年3月、協会専任コーチを辞職。背景には来季の日本代表を単独チームか混成チームか結論を出さない強化委員会への不満があったとされる[6]

現役復帰、4REAL時代

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2012年6月、佐藤浩、竹田直将、松村雄太と共に札幌でカーリングチーム「4REAL」を設立し、本格的に選手に復帰する[7]

日本選手権では、2013年3位、2015年準優勝、2016年3位、2017年準優勝、2018年準優勝と日本一まであと少しという状況が続いた。

コンサドーレ札幌

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2018–19年

北海道コンサドーレ札幌カーリングチームが、4REALを引き継ぎ、さらにSC軽井沢クラブのサードとして平昌オリンピック5位入賞に貢献した清水徹郎を迎え入れる形で発足[8]。日本代表として、2018年パシフィックアジアカーリング選手権大会 (PACC) に出場し、優勝[9]第36回日本カーリング選手権大会優勝[10]。日本代表として2019年世界男子カーリング選手権大会に出場し、4位入賞[11]

2019–20年

2019年7月、国の指定難病である潰瘍性大腸炎で2カ月間入院[12]。11月のパシフィックアジアカーリング選手権大会 (PACC) で競技に復帰した[13]第37回日本カーリング選手権大会優勝[14]

2020–21年

第38回日本カーリング選手権大会優勝[15]

2023–24年

第41回日本カーリング選手権大会優勝。

チーム

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4人制男子

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チームメンバー
シーズン スキップ サード セカンド リード リザーブ 備考
1995–96 佐藤浩(s) 敦賀信人 堀員仁 阿部晋也 敦賀浩司 WJCC 1996英語版[16]
1996–97 佐藤浩(s) 敦賀信人 堀員仁 阿部晋也 工藤博文 JCC 1996[2], PPC 1996[17]
1997–98 敦賀信人(s) 佐藤浩 堀員仁 阿部晋也 広沢祐輔 WJCC 1998英語版[18]
2012–13 阿部晋也(s) 佐藤浩 竹田直将 松村雄太 JCC 2013[19]
2013–14 阿部晋也(s) 松村雄太 竹田直将 佐藤浩 [20]
両角友佑(s) 山口剛史 清水徹郎 両角公佑 阿部晋也 PCC 2013英語版[21], OQE 2013[22]
2014–15 阿部晋也(s) 松村雄太 林佑樹 佐藤浩 JCC 2015[23]
2015–16 阿部晋也(s) 松村雄太 林佑樹 佐藤浩 谷田康真 JCC 2016[24]
2016–17 阿部晋也(s) 松村雄太 林佑樹 佐藤浩 谷田康真 JCC 2017[25][26]
2017–18 松村雄太 谷田康真 阿部晋也(s) 相田晃輔 齊藤太賀 JCC 2018[27][28]
2018–19 松村雄太(s) 清水徹郎 谷田康真 阿部晋也 相田晃輔 PACC 2018[29], WMCC 2019[30]
2019–20 松村雄太(s) 清水徹郎 谷田康真 相田晃輔 阿部晋也 PACC 2019[31]
2020–21 松村雄太(s) 清水徹郎 谷田康真 阿部晋也 相田晃輔 JCC 2021
2021–22 松村雄太(s) 清水徹郎 谷田康真 阿部晋也 相田晃輔 HBCC2021, OQE 2021
谷田康真(s) 清水徹郎 相田晃輔 阿部晋也 JCC 2022
2022–23 清水徹郎 大内遥斗 阿部晋也(s) 敦賀爽太 鈴木実倫 JCC 2023
2023–24 清水徹郎 阿部晋也(s) 大内遥斗 敦賀爽太 敦賀信人 JCC 2024

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代表コーチとしての成績

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大会 ナショナルチーム 順位
2006 2006年トリノオリンピック[3] 日本の旗 日本 (女子)
7
2006 2006年パシフィック選手権英語版 日本の旗 日本 (女子)
3位
2007 2007年冬季ユニバーシアード 日本の旗 日本 (女子)
3位
2007 2007年パシフィック選手権英語版 日本の旗 日本 (女子)
2位
2008 2008年世界女子カーリング選手権大会 日本の旗 日本 (女子)
4
2008 2008年パシフィック選手権英語版 日本の旗 日本 (女子)
3位
2009 2009年パシフィック選手権英語版 日本の旗 日本 (女子)
2位
2010 2010年バンクーバーオリンピック[4] 日本の旗 日本 (女子)
8
2010 2010年世界女子カーリング選手権大会 日本の旗 日本 (女子)
11
2010 2010年パシフィック選手権英語版 日本の旗 日本 (女子)
3位
2011 2011年パシフィックアジア選手権英語版 日本の旗 日本 (男子)
6

主な成績

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日本代表

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クラブチーム

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脚注

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  1. ^ 年齢差19歳!カーリング男子 コンサドーレの強さに迫る!”. NHK (2019年3月28日). 2020年2月20日閲覧。
  2. ^ a b c 日本カーリング選手権 歴代優勝チーム”. 公益社団法人 日本カーリング協会 公式ホームページ. 2020年2月20日閲覧。
  3. ^ a b トリノオリンピック2006 カーリング 日本代表選手団”. 日本オリンピック委員会. 2020年2月20日閲覧。
  4. ^ a b バンクーバーオリンピック2010 カーリング 日本代表選手団”. 日本オリンピック委員会. 2020年2月20日閲覧。
  5. ^ カーリング小笠原、混合ダブルスで平昌五輪めざす”. 日本経済新聞 (2017年2月14日). 2021年2月8日閲覧。
  6. ^ カーリング日本代表選出で混乱…協会専任コーチが辞職”. スポニチ (2012年2月16日). 2020年2月20日閲覧。
  7. ^ 3連覇コンサドーレが五輪へ「メダル取って帰る」”. 日刊スポーツ (2021年2月14日). 2022年2月22日閲覧。
  8. ^ 北海道コンサドーレ札幌 カーリングチーム発足のお知らせ”. 北海道コンサドーレ札幌 オフィシャルサイト (2018年7月16日). 2020年2月12日閲覧。
  9. ^ a b Japan win Pacific-Asia Curling Championships 2018 men’s title”. World Curling Federation (2018年11月10日). 2018年12月10日閲覧。
  10. ^ a b 第36回 全農 日本カーリング選手権大会”. 日本カーリング協会 (2019年2月16日). 2019年7月1日閲覧。
  11. ^ a b WMCC2019 ResultsBook”. World Curling Federation (2019年4月7日). 201907-01閲覧。
  12. ^ 本日、ついに退院する事が出来ました。”. 本人Instagram (2019年9月28日). 2020年2月21日閲覧。
  13. ^ 大場礼 (2019年11月14日). “男子は世界選手権出場権獲得を世界最終予選に持ち越す”. 2020年2月21日閲覧。
  14. ^ a b 第37回 全農 日本カーリング選手権大会”. 日本カーリング協会 (2020年2月16日). 2020年2月20日閲覧。
  15. ^ a b 38回 全農 日本カーリング選手権”. 日本カーリング協会 (2021年). 2021年3月31日閲覧。
  16. ^ Kärcher World Junior Curling Championships 1996”. World Curling Federation. 2020年2月20日閲覧。
  17. ^ a b Pacific Curling Championships 1996”. World Curling Federation. 2020年2月20日閲覧。
  18. ^ STAR CHOICE World Junior Curling Championships 1998”. World Curling Federation. 2020年2月20日閲覧。
  19. ^ 第30回 日本カーリング選手権”. 公益社団法人 日本カーリング協会 公式ホームページ (2013年2月17日). 2020年2月20日閲覧。
  20. ^ 2013年日本代表決定戦
  21. ^ Pacific-Asia Curling Championships 2013”. World Curling Federation. 2020年2月20日閲覧。
  22. ^ Olympic Qualifying Event 2013”. World Curling Federation. 2020年2月20日閲覧。
  23. ^ 第32回 日本カーリング選手権”. 公益社団法人 日本カーリング協会 公式ホームページ (2015年2月15日). 2020年2月20日閲覧。
  24. ^ 第33回 日本カーリング選手権”. 公益社団法人 日本カーリング協会 公式ホームページ (2016年2月13日). 2020年2月20日閲覧。
  25. ^ 第34回 日本カーリング選手権”. 公益社団法人 日本カーリング協会 公式ホームページ (2017年2月5日). 2020年2月20日閲覧。
  26. ^ Abe Runner-Up at 2017 Japan Curling Championships”. CurlingZone (2017年2月5日). 2020年2月22日閲覧。
  27. ^ 第35回 日本カーリング選手権”. 公益社団法人 日本カーリング協会 公式ホームページ (2018年2月4日). 2020年2月20日閲覧。
  28. ^ JAPAN CURLING CHAMPIONSHIP -- SCORES”. CurlingZone (2018年2月4日). 2020年2月20日閲覧。
  29. ^ Pacific-Asia Curling Championships 2018”. World Curling Federation. 2020年2月20日閲覧。
  30. ^ Pioneer Hi-Bred World Men's Curling Championship 2019”. World Curling Federation. 2020年2月20日閲覧。
  31. ^ PACC 2019, Entry List by Country” (PDF). 世界カーリング連盟 (2019年11月2日). 2019年11月18日閲覧。
  32. ^ Korea men victorious at Pacific-Asia Curling Championships 2019”. World Curling Federation (2019年11月9日). 2019年11月9日閲覧。
  33. ^ BKT Tires & OK Tire World Men's Curling Championship 2021, Final Standings”. World Curling Federation (2021年4月15日). 2021年4月19日閲覧。
  34. ^ World Mixed Doubles Curling Championships 2017”. World Curling Federation. 2021年4月19日閲覧。
  35. ^ Japan’s Matsumura, Yoshimura win Oakville Fall Classic”. thegrandslamofcurling.com (2018年9月2日). 2018年12月10日閲覧。
  36. ^ Matsumura wins Hokkaido Bank Curling Classic”. World Curling Tour. 2019年8月6日閲覧。

外部リンク

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