阿武野勝彦
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あぶの かつひこ 阿武野 勝彦 | |
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生誕 |
1959年1月(65歳) 日本 静岡県伊東市 |
出身校 | 同志社大学文学部社会学科新聞学専攻 |
職業 | アナウンサー、テレビプロデューサー |
活動期間 | 1981年 - |
雇用者 | 東海テレビ放送(1981年4月 - 2024年1月) |
阿武野 勝彦(あぶの かつひこ、1959年1月 - )は、日本のテレビプロデューサー、元東海テレビアナウンサー。日本ペンクラブ会員。
これまでに制作したドキュメンタリー番組は25本。社会派ドキュメンタリー番組を数多く企画・制作。
経歴
[編集]- 静岡県伊東市の日蓮宗の寺に生まれる。男3人兄弟の3男。中学1年で得度、僧籍を持つ。
- 伊東市立西小学校、伊東市立北中学校、静岡県立伊東高等学校卒業。
- 1981年3月 同志社大学文学部社会学科新聞学専攻卒業
- 1981年4月 東海テレビ放送入社(報道局アナウンサー)。
- ドキュメンタリー制作
- 1992年 - 1994年 岐阜県駐在記者
- 1998年 営業局
- 2000年 業務部長
- 2002年 報道局報道部長
- 2005年 報道局専門局次長
- 2009年 報道スポーツ局専門局長
- 報道局役員待遇専門局長
- 2024年1月31日付で東海テレビ放送を退職。今後はフリーの映像作家として活動する[1]。
作品
[編集]- ガウディへの旅(1990年日本民間放送連盟賞)
- はたらいてはたらいて~小児科診療所と老人たち~(1992年文化庁芸術作品賞ほか)
- 村と戦争(1995年 ギャラクシー優秀賞・放送文化基金賞優秀賞ほか)[注釈 1]
- とうちゃんはエジソン(2003年ギャラクシー大賞ほか)
- 黒いダイヤ(2005年日本民間放送連盟賞)
- 約束~日本一のダムが奪うもの~(プロデューサー・ディレクター 2007年地方の時代映像祭グランプリほか)
- 裁判長のお弁当(2008年ギャラクシー大賞ほか)
- 光と影~光市母子殺害事件 弁護団の300日~(2008年日本民間放送連盟賞最優秀賞ほか)
- 黒と白~自白・名張毒ぶどう酒事件の闇~(2008年地方の時代映像祭優秀賞ほか)
- さよならテレビ(2018年)
- テレビで会えない芸人(2020年、鹿児島テレビ放送)
映画
[編集]- 平成ジレンマ(プロデュース 2011年)
- 青空どろぼう(プロデュース・共同監督 2011年)
- 死刑弁護人(プロデューサー・2012年芸術選奨文部科学大臣賞放送部門)
- 長良川ド根性(プロデュース・共同監督 2012年)
- 約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯(プロデュース、2013年)
- ホームレス理事長 退学球児再生計画(プロデュース、2014年)
- 神宮希林 わたしの神様(プロデュース、2014年)
- ヤクザと憲法(プロデュース、2016年)
- さよならテレビ(プロデュース、2020年)
- テレビで会えない芸人(プロデュース、2022年)
- いもうとの時間(プロデュース、2025年)
受賞
[編集]- 2008年放送人グランプリ[2]。
- 2009年日本記者クラブ賞。
- 2011年日本民間放送連盟賞最優秀賞 テレビ教養番組部門(辞退)[3][注釈 2][4]
- 2012年芸術選奨文部科学大臣賞。
- 2016年放送文化基金放送文化個人賞。
- 2018年菊池寛賞(「東海テレビドキュメンタリー劇場」として)
著書
[編集]- さよならテレビ(2021年6月、平凡社新書)ISBN 9784582859768
関連項目
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 岐阜駐在がきっかけ。
- ^ 受賞対象番組は「記録人 澤井余志郎~四日市公害の半世紀」。同賞に内定していたが、2011年8月に起こった「セシウムさん事件」の責任を取る形で東海テレビの受賞番組はすべて辞退となった。
出典
[編集]- ^ "『さよならテレビ』阿武野勝彦プロデューサーが東海テレビ退社、フリーで活動へ". マイナビニュース. 株式会社マイナビ. 31 January 2024. 2024年1月31日閲覧。
- ^ [1]
- ^ “日本民間放送連盟賞/2011年(平成23年)入選・事績”. 日本民間放送連盟. 2021年9月15日閲覧。
- ^ 阿武野勝彦『さよならテレビ』平凡社、2021年6月15日、152-154頁。
外部リンク
[編集]- INTERVIEW:阿武野勝彦インタビュー
- 阿武野勝彦 (@037303730373) - X(旧Twitter)